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[九州・山口BL U-18]野心抱く1年生FW高嶺史哉、強烈ショットで長崎日大の同点弾演出

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後半15分、長崎日大高の1年生FW高嶺史哉が強烈な右足シュート。これが同点ゴールに繋がった

[9.20 九州・山口BL U-18 長崎日大高 1-2 佐賀東高 宮崎日大高第2G Bコート]
 
 長崎日大高は期待のルーキー、FW高嶺史哉(1年)が一発のあるところを示した。0-1の後半15分、左サイドからドリブルで中へ持ち込み、右足一閃。強烈な一撃はGKに反応されたものの、ゴールライン上に落ちたボールをFW加藤孝太郎(2年)が押し込んで同点となった。

「前半は自分が思っていたようなプレーができなかったけれど、後半は自分のシュートで流れを変えられたのは良かったと思います」と高嶺。長崎ドリームFC時代はU-15長崎県選抜に名を連ね、長崎県内外の強豪校から誘いを受けたという注目株が、県外強豪校との試合でゴールに絡んだ。

 中学時代に50m走6秒台前半を記録したという俊足。また「1対1の局面で負けないところとか、シュート。右利きなんですけれども左も蹴れてキックも持ち味です。キックとか1対1のドリブルとかに注目してほしいです」という武器を持つ。

 その高嶺については、長崎日大の亀田陽司監督も「あの1年生、なかなか面白いんですよ。フィジカル高いし、色々とベース高いので、上まで行って欲しいです」と飛躍を期待。本人も今年、そして将来の野心を口にしていた。

 選手権へ向けて「選手権は数年間、総附(長崎総合科学大附高)に(全国へ)行かれているので、今年日大が全国行けるように。3年生は最後だから役に立てるようにしたい」と語り、「去年、青森山田の松木玖生選手が全国で活躍していたから、負けないように全国で活躍したいです」と全国での活躍を目標に掲げた。

 憧れの選手はスペインで活躍する日本代表MF久保建英(ビジャレアル)。この日は良さを出し続けることができなかったが、日々のトレーニングで一つ一つ課題を克服していく意気込みだ。そして、長崎日大での3年間で「ずっと小さい頃からプロを目指しているので、プロになって親に支えてもらった分、恩返ししたいです」という夢を実現する。

(取材・文 吉田太郎)
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