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[MOM3218]大阪産大附MF箱丸健悟(3年)_怪我から復調し、攻守でチーム牽引。同点弾も

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攻守に渡って大阪産大附高を牽引したMF箱丸健悟

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.26 スーパープリンスリーグ関西 三田学園高 1-1 大阪産大附高 J-GREEN堺 天然芝]
 
 怪我から復調中のMFが存在感ある動きを見せた。大阪産大附高のMF箱丸健悟(3年)は足首の怪我から復帰し、この日がスーパープレミアリーグ関西初先発。ボランチの位置から積極的に前線の選手を追い越す動きを見せていた箱丸は、前半19分に同点ゴールを決める。

 相手のミスを突いてGKからボールを奪ったMF森永承(3年)がシュート。このこぼれ球をに走り込み、左足でゴールへ押し込んだ。「ガツガツトップ下を追い越して、2列目から飛び出して自分のところに落ちてきたのは運と言えば運ですけれども、そこまで走っていたからモノにできたチャンスかなと思います」と胸を張った。

 得点シーンは幸運なモノだったが、キャプテンマークを巻いて先発した箱丸は背中でチームを牽引していた。本人は「まだ70パーセントくらい。セカンドの強度がまだ上がっていないので」と厳しかったが、量や強度ある動きを披露。セカンドボールを回収し、ビルドアップに絡み、そして幾度もスペースへ飛び出していた。攻守に渡って獅子奮迅の働き。怪我明けということもあって60分間で交代したが、中西幸司監督も認めるパフォーマンスだった。

 本人は、まだまだできるという感覚を持っている。「決めれたシーンがもう一個あったので決め切るところと、あとはチームを鼓舞する声がけとかまだ足りていないところがあったので、まだ詰めてやらないといけない」。ここから選手権に向けて、よりチームに欠かせない存在になっていくことが目標だ。

「去年から出させてもらっているので、チームに欠かせない存在になりたい。チームを勝たせるプレーとチームにやる気出させるプレーをすること。選手権はみんなで大阪取りたいと思っています」。憧れの選手にMFイニエスタを挙げる箱丸は、よりボールにかかわって局面を変える力、決め切る力も求めていく考え。そして、よりチームに貢献できる選手になって、仲間とともに選手権で勝ち上がる。

(取材・文 吉田太郎)
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