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一発目は「慌てた」FC東京FW永井、きっちり二発目を叩き込み「借りを返せて嬉しい」

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FC東京FW永井謙佑

[9.30 J1リーグ第29節 浦和 0-1 FC東京 埼玉]

 この試合唯一の得点を記録した。03年以来、17年ぶりとなる埼玉スタジアムでのリーグ戦勝利に導いたFC東京FW永井謙佑は、「決められて良かった」と白い歯を見せた。

 序盤は浦和にボールを保持される展開となり、なかなかフィニッシュまで持ち込むことができなかったFC東京。しかし、前半37分に訪れたチャンスをきっちりと得点に結び付けた。

 MFアルトゥール・シルバが高い位置でのボール奪取を成功させると、右サイドのDF中村拓海に展開。中村が送ったグラウンダーのクロスは仲間には合わず。Fトーマス・デンにクリアミスを拾ったMFレアンドロが狙うが、ジャストミートさせられずにボールはPA左に流れてきた。

 そこで待ち構えていたのが永井だ。「レアンドロ選手のボールが僕のところに来て、一発目は慌てて打ってしまった」と振り返ったように、急に来たボールに左足を合わせるも強振できず。だが、GK西川周作に阻まれてこぼれてきたボールに再び反応すると、今度は十分な態勢に。「二発目はニア上のコースを狙えて打てた」と左足の強烈なシュートでニアサイドをぶち抜き、決勝点となるゴールを奪った。

 昨季の埼スタでの対戦では、後半アディショナルタイムまで1-0とリードしながらも、最後の最後に浦和に追い付かれて勝利を逃していた。しかし、今季は1点を守り切っての勝利となり、「去年悔しい思いをしていたので、その借りを返せて嬉しい」と喜びを表した。

(取材・文 折戸岳彦)
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