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またも1点差で競り勝つ! ホーム初戦の王者レアル、ビニシウス弾守り抜いて2連勝

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決勝点を決めたFWビニシウス・ジュニオール

[9.30 ラ・リーガ第4節 R・マドリー1-0バジャドリー]

 ラ・リーガは30日、第4節を各地で行い、レアル・マドリーバジャドリーを1-0で破った。前節ベティス戦(◯3-2)での今季初勝利に続き、1点差を制しての2連勝。小規模な本拠地エスタディオ・アルフレッド・ディ・ステファノでの今季ホーム初戦を白星で飾った。

 新型コロナウイルスの感染拡大で昨季の欧州カップ戦がイレギュラーな日程となったため、今季は第2節からの開幕となったR・マドリー。第2節ではソシエダを相手に0-0で引き分け、5シーズンぶりに初戦で勝ち点を落としたが、前節はベティスとの打ち合いを3-2で制し、初勝利を収めた。

 第4節のこの日はホーム初戦。サンティアゴ・ベルナベウが改修中のため、昨季終盤戦にも使用していた育成組織のホームスタジアムにバジャドリーを迎えた。ジネディーヌ・ジダン監督は4-3-1-2のシステムを採用し、バイエルンへの期限付き移籍から復帰したDFアルバロ・オドリオソラと、トップ下のMFイスコを今季初先発させた。

 試合は前半10分、R・マドリーに最初の決定機。MFイスコとのワンツーで崩したFWルカ・ヨビッチが左サイドを駆け上がり、折り返しをオーバーラップしてきたDFマルセロに届ける。それでも左足のキックは相手DFにブロックされ、跳ね返りに反応したMFフェデリコ・バルベルデのダイレクトシュートはGKロベルト・ヒメネスのスーパーセーブに阻まれた。

 さらに前半17分、R・マドリーはイスコのスルーパスにバルベルデが右サイドで反応し、ペナルティエリア際から折り返しのボールを配給。ゴール前に攻め上がっていたヨビッチがいち早くアプローチに成功するも、左足ワンタッチシュートはわずかに枠を外れた。また35分にも、MFルカ・モドリッチの優しいパスがヨビッチに入ったが、またもシュートが左に逸れた。

 後半3分には、セットプレーからヨビッチのヘッドがヒメネスの好守に阻まれ、跳ね返りから波状攻撃をしかけたが、MFカゼミーロのシュートはクロスバーに直撃し、DFセルヒオ・ラモスのヘッドは力なく相手がクリア。一方のバジャドリーはMFファビアン・オレジャナとのパス交換からフリーで抜け出したFWション・バイスマンのシュートがGKティボー・クルトワの横っ飛びに阻まれた。

 R・マドリーは後半12分、オドリオソラ、イスコ、ヨビッチの3人を下げ、DFダニエル・カルバハル、MFマルコ・アセンシオ、FWビニシウス・ジュニオールを一気に投入。すると20分、バルベルデのパスを受けたベンゼマのトラップは足につかずに相手に処理されたが、ゴール前でこぼれ球を拾ったビニシウスがシュート。落ち着いてネットに押し込み、ようやく先制点が決まった。

 対するバジャドリーも譲らず、後半24分にはMFオスカル・プラーノのパスを前向きで受けたDFラウール・ガルシアが角度のないところからシュート。だが、ここでもクルトワが立ちはだかる。クルトワは28分にもMFワルド・ルビオのミドルをしっかり弾くなど、安定感を持ったまま完封。守護神の活躍でリードを守り切ったR・マドリーが連勝を果たした。

●ラ・リーガ2020-21特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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