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[MOM3219]京都橘FW西野太陽(3年)_攻守で躍動!凄み増した徳島内定エース

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京都橘高の徳島内定FW西野太陽は攻守に渡ってチームを力強く牽引

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.26 スーパープリンスリーグ関西第6節 京都橘高 2-1 興國高 J-GREEN堺S11]

 8月に、来季からの加入が内定している徳島へ約2週間の練習参加。プロの中で揉まれ、戻ってきたエースは明らかに凄みを増していた。

 この日、京都橘高のFW西野太陽(3年)は試合開始からフルスロットル。鋭い動き出しでボールを引き出すと、ゴール方向へ向かうドリブルから右足、左足を振り抜いていた。スピードのあるドリブルを連発し、DFに塞がれても強引に入れ替わって前進。加えて、敵陣でのボールの奪い返し、献身的な連続守備、ボールの収まりどころになる部分など誰よりも目立つ動きを見せていた。

「『チームを勝たせたい』という気持ちが増したのもありますし、『負けたくない』という気持ちも一段と強くなったのでそこはついたかなと」と西野。勝利への強い意志が伝わってくるようなプレーで京都橘を引っ張った。万能型ストライカーと評される西野はボールタッチの質など元々高いものを持っていたが、速さもパワーも、気迫の部分も大きくレベルアップしている印象だ。

 米澤一成監督も「ちょっと違いましたね。夏帰ってきてからですかね。良いと思っています。貪欲になっているし、引っ張るというところも見えますし、本当に良くなったと。徳島さんのお陰です」と頷く。徳島では止める・蹴るの大切さ、判断力、ボールを受ける前の確認など一つ一つを再確認することができたという。現在もその一つ一つを意識し、自身の好プレーに繋げている。

 加えて、新型コロナウイルスによる活動休止期間の下半身強化と体幹強化の成果が出ているようだ。「走りが速くなったというか、一瞬のスピードだったり、(ボールを)プロテクトするところで相手に負けないところだったり、相手より一歩前に出れるようになりました」。来年以降も見据えて取り組んできたことが今、力になってきている。

 この日対戦した興國高のFW樺山諒乃介(3年)は横浜FM内定選手。同じ関西を代表する強豪校の10番、プロ内定選手として負けられなかった。この日はともに無得点。「カバ(樺山)のドリブルは凄くて、自分にも動き出しという武器がある。そこは両方負けていなかったかなと思います」。エース対決は次回の対戦で決着をつける。

 ライバルはチーム内にもいる。自身が練習参加していた期間に後輩FW木原励(2年)が桐光学園高や市立船橋高相手にゴールを量産。その存在も成長するための刺激になっている。「めちゃくちゃ意識高まります。帰ってきたらどんなバケモノになっているのかなというのと、一緒にやって楽しみというのもありましたし。でも、やっぱりライバルではあるんで、ピッチ上ではリスペクトしながら自分も負けたくない」。この日、後輩を上回るようなプレーを続けた西野だが、木原は試合終了間際に決勝点。今後も競争しながら進化を続ける意気込みだ。

 攻守に渡ってチームを牽引したこの日のプレーにも全く満足していない。「自分、1試合通してシュート本数もまだ足りないと思いますし、貪欲さもまだ足りていないと思っているので、もっと色々なところからゴールを狙いに行きたいなと思っています」。選手権、プロ1年目へ向けてもっともっと自身を高めていかなければならない。

「自分はFWなんで、得点に常にこだわって結果を出し続けないと苦しい時に決めきれない選手になってしまう、どんな試合でも点を決めれるようにしたい。選手権は絶対に日本一を取って橘に良い報告をしたいですし、個人的に得点王がずっと憧れなので取って日本一になりたい」。目標としてきた鹿島FW染野唯月は2年時の選手権で得点王(5得点)を獲得し、ベスト4。今冬、西野は得点数、チーム成績も染野を上回り、個人・チームで全国タイトルを獲得する。

(取材・文 吉田太郎)
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