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興國“5人目のJ候補”、快足持つ南拓都はSB、WGでもチームに貢献できる選手に

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今年の興國高で5人目のプロ候補、FW南拓都

[9.26 スーパープリンスリーグ関西第6節 京都橘高 2-1 興國高 J-GREEN堺S11]

 興國高5人目のプロ候補は敗戦に悔しさを滲ませていた。50m走5秒9の快足ウイング(WG)・南拓都(3年)は前半に圧倒的なスピードで右サイドを突破。独力やコンビネーションで右サイドを攻略する力を示していたが、ゴール前を崩し切る部分で貢献できなかった。

 内野智章監督が「SBを極めたら日本代表に入っていけるくらいのスピードと身体能力を持っている」と評価する南だが、現在は将来を見据えて右WGのポジションに挑戦中。右SB有働夢叶(3年)の台頭もあってWGを務める南は、昌平高との試合(8月)で2ゴールを叩き出すなど前のポジションでも結果を出している。

 だが、この日はCB平井駿助(3年)を欠いたこともあってチームのビルドアップのリズムが悪く、「南が機能していない」(内野監督)という状況に。南も自分のところで幾度か打開できた一方、精度を欠き、得点に絡めなかったことを悔しがっていた。

「前半、ミスもありましたけれども、自分のところで積極的に仕掛けられたのでそこでの質はもっと高めないといけないですし、そこをやらないと上にはいけない。そこで点取れれば違う展開になったと思います」

 生徒数2000人を超える私立の男子校・興國で一番のスピードの持ち主(体育大会のナンバー1決定戦で優勝)。跳躍力など含めて、身体能力は極めて高い。一方で内野監督によると「勉強もできるし、めちゃくちゃ良いヤツです」。三重県の名張市の自宅から毎日片道2時間近くかけて興國へ通う努力家でもある。

 その南は、今年の興國で5人目となるプロ入りが有力だ。横浜FM内定のFW樺山諒乃介(3年)、CB平井駿助(3年)、GK田川知樹(3年)、そして金沢内定のFW杉浦力斗(3年)をチェックしに来た関係者が南やCB中島超男主将(3年)、MF湯谷杏吏(3年)、左SB児山雄基(3年)を高評価。中でも、昨年からJクラブへの練習参加を経験している南はスカウトたちから認められる存在になっている。

 自身の将来像について南は「しっかりとした選手像というのはないんですけれども、どこのチーム、どの監督にも対応できる選手になりたくて、SBやれと言われたらSBできるし、WGやれと言われたらWGできるし、みたいな選手を目指したいなと思っています」と語った。海外、日本代表という夢も。今後、SBとして再びプレーする可能性もありそうな南は、どちらのポジションでも活躍を続けてチャンスを掴む。 

(取材・文 吉田太郎)
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