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奪って、前へ。FC東京U-18MF常盤亨太主将が強豪対決で印象的な働き

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強豪対決で印象的な動きを見せていたFC東京U-18MF常盤亨太主将

[9.27 プレミアリーグ関東第3節 市立船橋高 0-0 FC東京U-18 グラスポ]

 市立船橋高との強豪対決で際立つ動きを見せていた。FC東京U-18のMF常盤亨太主将(3年)は文字通り背中でチームを引っ張るような90分間。細かなポジショニングで相手のパスコースを消しつつ、誰よりも強度高く相手ボールを奪い取った。

 そして、ビルドアップに絡み、前線を追い越すようなスプリントを繰り返した。PAへ飛び出した後半15分のシーンなど決定機を演出し、40分には自らも枠内へ強烈なシュート。試合終盤の体力的に苦しい時間帯も迫力を持ってゴールを目指し続けた。

 ゴール、勝利への執念を最も感じさせていた常盤は「自分は球際のところでこぼすんじゃなくて自分で奪い切って自分で出ていく、前に繋いで、さらに追い越す走力だったり、去年からトライしていく中で結構できている」。一方で前線まで上がり、走り切った後の質を課題として挙げていた。

 市立船橋にはFC東京U-15深川時代のチームメート、MF佐久間賢飛(3年)やFW金子凜(3年)、DF木村哲大(3年)が所属。この日は佐久間と金子が出場したが、常盤は「自分の方が3年間で成長してきた」という自負がある。その思いをピッチで表現した。

 1年時からプレミアリーグEAST出場を経験している常盤だが、当時の出場時間はわずかでチームも9位降格。帰ってきた“プレミア”で優勝することしか考えていない。この日のように特長を出し続け、仲間とともによりゴールと勝利を求め続けて「FC東京U-18が最も強い」ことを示す。

(取材・文 吉田太郎)
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