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武藤1トップ&乾トップ下でスタートも両者“悔しい”途中交代…10人エイバルはバジャドリーに劇的勝利で今季初白星!

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揃って先発出場したFW武藤嘉紀とMF乾貴士

[10.3 ラ・リーガ第5節 バジャドリー1-2エイバル]

 ラ・リーガ第5節が3日に開催された。MF乾貴士とFW武藤嘉紀の所属するエイバルは敵地でバジャドリーと対戦し、2-1で勝利。エイバルはこれが今季初白星となった。乾と武藤は2試合連続で揃ってスタメン出場。乾は後半43分、武藤は後半31分までプレーした。

 3連敗で開幕4戦未勝利(1分3敗)だったエイバルは、これまでの4-4-2から4-2-3-1に布陣を変更。乾はトップ下、武藤は1トップに入った。

 前半26分、武藤のポストプレーから左サイドのDFラファ・ソアレスがクロスを試みると、相手にブロックされて左CKを獲得。PA内でDFエステバン・ブルゴスと競り合ったバジャドリーDFジャワド・エル・ヤミクにハンドがあったとして、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を経て同29分にPK判定となる。キッカーを務めたのはブルゴス。右足で豪快にゴール右へ蹴り込み、先制に成功した。

 しかし、エイバルと同じく今季初白星を狙うバジャドリーは前半37分に追いつく。MFキケ・ペレスのスルーパスに左サイドのDFナチョ・マルティネスが走り込み、ワンタッチでグラウンダーのクロス。MFトニが右足で合わせ、ゴール右に流し込んだ。

 1-1で折り返すと、後半2分にはバジャドリーのトニがPA内左でFWメンディアレン・ベラサテギに足を引っ掛けられ、PKを得る。同3分、キッカーのFWセルジ・グアルディオラが左足でゴール右にシュートを打つが、GKマルコ・ドミトロビッチに止められた。

 エイバルも後半6分に乾と武藤が絡み、チャンスを作り出す。左サイドでボールを持った乾が中央へ斜めに持ち出し、右足でミドルシュート。相手に当たってボールが高く上がると、PA内で落下地点に入った武藤が右足で合わせる。しかし、至近距離からのシュートはゴール右へ外れた。

 エイバルは後半17分にベラサテギを下げ、今季2得点のFWキケ・ガルシアを投入。武藤とK・ガルシアを2トップに置いた4-4-2に変え、乾は右サイドハーフで数分プレーしたのち、左に回った。

 だが、勝ち越しを目指す中、後半28分にMFパパクリ・ディオプが球際の競り合いで相手のすねを踏み、一発退場を命じられる。数的不利に陥ったエイバルはFWを1枚削る選択をし、同31分に武藤と代えてMFエドゥ・エクスポジトをピッチに送り出した。

 エイバルは後半33分、GKドミトロビッチのロングフィードからDFケビン・ロドリゲスがPA内に抜け出そうとしたシーンで相手の手にボールが当たり、PK判定となる。しかし、VARの結果、PA外だったことが確認され、FKに変更。このセットプレーも得点には至らない。

 後半43分には乾が足を痛めて座り込み、DFアナイス・アルビージャとの交代を余儀なくされる。それでも同45分、左サイドのアルビージャからのクロスをファーのK・ロドリゲスがヘディングでゴール右に押し込み、土壇場で勝ち越しゴールを奪取。エイバルが劇的な展開で2-1の勝利を収め、待望の今季初白星をつかんだ。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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