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「我々は彼の良い振る舞いを日々目にしている」マルセイユ指揮官が人種差別問題に揺れた酒井宏樹の姿勢称える

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指揮官がDF酒井宏樹の発言を評価

 マルセイユアンドレ・ビラス・ボアス監督は、ネイマールとの件についてソーシャルメディアで言葉を発した酒井宏樹の姿勢を称賛した。

 9月の大荒れとなったパリSGとの“ル・クラスィク”で、ネイマールから人種被害差別を受けたとされた酒井。証拠とされる動画がスペインメディアより公開されたりと、多くの注目が集まっていたが、フランス・フットボールリーグ(LFP)は30日、同じく人種差別の嫌疑が掛けられていたアルバロ・ゴンザレスの件も含め、証拠不十分で追加制裁を科さないことを決定した。

 LFPの声明の中では、日本代表DFへの差別に触れられていなかったが、その後同選手は『Instagram』で「この2週間、中々サッカーに集中できる環境ではありませんでしたが、対象の2人の選手に制裁がなかったことに安堵しております。今回の件に関してですが、もし仮に何か言われたとしてもお互い熱くなっている試合中の些細な出来事であり、差別とは全く関係ありません」と綴っていた。

 酒井のコメントを受け、ビラス・ボアス監督はフランス『レキップ』で「サカイは立派な男だ。ネイマールと彼が言い争っている動画を君たちも目にし、彼の姿勢を目にしたはずだ。とても人間味のあるものだった」と話し、日本代表DFの日頃からの振る舞いを称えた。

「我々は彼の良い振る舞いを日々目にしている。それに、(あのようなコメントを出したことで)頭の中をすっきりさせたかったのだと思う。彼の立場においてとても良い行動だった」

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