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新潟FW鄭大世が超ダイレクトボレーで13年ぶりハット!「自分の良さを自分でも忘れかけていた」

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FW鄭大世がハットトリックを達成

[10.4 J2第24節 新潟4-0町田 デンカS]

 J2リーグの第24節が4日に行われ、アルビレックス新潟FC町田ゼルビアに4-0で快勝。FW鄭大世が13年ぶりにハットトリックを達成した。

 新潟は前半終了間際に先制に成功。MF中島元彦がPA内でパスを受け、そのまま右足シュートをゴール左隅に決め切った。前半を1-0で折り返すと、新潟はその後追加点を奪えない。拮抗状態を打破するため、鄭大世が後半19分に投入された。

 すると、そこから36歳のストライカーがひさびさの覚醒。後半32分、MF本間至恩のドリブルからパスを受けた中島がPA右にロングパスを送ると、走り込んだ鄭大世が右足ダイレクトでシュートを放つ。相手GKに触れられるも、強烈な弾道は勢いそのままゴールに吸い込まれた。

 約1か月ぶりのゴールを決めた鄭大世は、さらに後半43分に自らPA右でファウルを受けてPKを獲得。PKをゴール左隅に沈めて自身2点目とし、3-0と点差を広げた。そして後半アディショナルタイム4分、MF福田晃斗がPA左に浮き球パスを送ると、反応した鄭大世が右足ダイレクトボレー。豪快にゴールに突き刺さり、ハットトリックで4-0の勝利をつかみ取った。

 鄭大世は川崎フロンターレに所属していた2007年10月28日のJ1リーグ第30節・FC東京戦以来となる13年ぶりのハットトリック。J2リーグでは自身初となった。また新潟にとっては10回目のハットトリックに。J2では今季3度目で、通算159回目になる。

 試合後、鄭大世は「なかなか点が取れていなかったので、序列も下がってきていた感じだったので、悔しい思いもしていた」と思いを語る。「若いときだったら嬉しいです、で終わりたいんですけど、いま苦しい思いも、色んな経験もして。いま言えることは、本当にみんなのおかげです」と感謝を伝えた。

 自身3点目の豪快ボレーについて「ひさびさにああいう良いゴールを決めたっていうか、気持ちいいです」と振り返る。「ここ3年エスパルスでも点を取れていなかったし、自分の良さを自分でも忘れかけていたんですけど、やっとああいう形で、あそこでトラップせずにダイレクトで打てた」と喜びを語った。

 新潟は今節の勝利で、今季2度目の連勝を達成。「また上を目指すスタートを切れたと思うので、これでまたみんな自信を持って戦えると思うので、次の試合もまた勝って、上を目指したいです」と今後の躍進を誓っている。

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