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ザッケローニ氏が今季も好調のアタランタに見解「ガスペリーニはスクデットを狙っている」

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開幕3連勝を飾ったアタランタ

 元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が、4日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じてジャン・ピエロ・ガスペリーニ率いるアタランタについて自身の見解を示した。

 ザッケローニ氏はかつて、1990年代にウディネーゼの指揮を執ってクラブ史上初となるUEFAカップ出場へと導いたほか、ミランでは周囲の予想に反して就任1年目にしてスクデットを獲得するなど、サプライズを巻き起こした。その姿は、昨シーズンにクラブ史上初となるチャンピオンズリーグ(CL)出場を果たしてベスト8に輝いたアタランタの指揮官ガスペリーニにも重なる。そんなザック氏は、今シーズンも開幕戦から3連勝と好スタートを切ったアタランタについて持論を展開した。

「好スタートを切るとその自覚が芽生え、モチベーションが高まる。限界まで頑張り続けるべき。満足してはならない。むしろ千載一遇のチャンスがあることに気づくはずだ。ガスペリーニは頑固一徹なタイプ。これまでの目標は違ったが、今年は本当にスクデット獲得を信じているはずだ。今回はさらに目標にフォーカスしてレベルアップしてくだろう」

 続けてザック氏は、スクデット争いにおいて予測不能でありながら脅威となり得るアタランタを独特の表現でコメントしつつ、今シーズンのパフォーマンスに期待を寄せた。

「私は“時限爆弾”と呼んでいる。みんなは『今にパフォーマンスが落ちる』なんていうが、落ちたことがない。常に組織でプレーし、誰がプレーしてもパフォーマンスは変わらない。ごく少数のチームにしかないような得点力を誇り、今はここ2年間に結果を出したことが心理的な面で財産となった。選手層も厚く、オプションも増えた」

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