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ミラン指揮官ピオリ、快進撃の裏にアストーリの存在「あの悲劇で選手との関係を変えた」

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フィオレンティーナで師弟関係にあったピオリ監督とアストーリ

 ミランの指揮官ステファノ・ピオリが、4日のスペーツィア戦終了後に勝利の喜びなどを語った。イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 ミランは4日、セリエA第3節で昇格したばかりのスペーツィアとホームのサンシーロで対戦。前半をスコアレスで折り返したが、FWラファエル・レオンがドッピエッタ(1試合2得点)を記録するなどして3-0で勝利を収めた。開幕戦から3連勝を飾り、アタランタと並んで暫定首位に立ったミラン。指揮官ピオリは、昨シーズン終盤からの勢いを保つチームに喜んだ。

「こんなシーズン開幕を願っていた。それを実現できたということは非常に良いことであり、今後に向けて自信になる。ミランは1つのチームになることができた。これから厳しい試合が待っているが、熱意をもって臨んでいきたい。この20日間、6~7人の選手が不在でありながら素晴らしいパフォーマンスを示すことができた。さらにチームを進化させて実力を確かなものにするためにも、早く全員に戻って来て欲しい」

 ミランは昨シーズン、成績が低迷。一時はドイツ人指揮官ラルフ・ラングニック氏の招へいが確実視されたが、ピオリはチームを再建して結果を示すことで今シーズンの続投を勝ち取った。その成功の陰には、2018年3月に遠征先で急逝した元フィオレンティーナ主将ダビデ・アストーリの存在があったという。

「ダビデの悲劇があってから、選手たちとより密な関係を作るようになった。ピッチでのパフォーマンスだけでなく、選手たちの人柄も理解するように努めている。選手一人ひとりに、近づくためのカギがある。例えば(フランク)ケシエ。非常に繊細だが非常にポジティブな性格だ。最初は議論したこともあって、のちにお互いのことをよく知るようになった。意見交換や議論をすることで、お互いにどんな関係を作り上げていくべきかを考えている」

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