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川崎F、3冠の夢潰える零封負け…鬼木監督「自分の力不足と痛感」

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王者川崎フロンターレは大会連覇を逃した

[10.7 ルヴァン杯準決勝 川崎F 0-2 FC東京 等々力]

 前回王者の川崎フロンターレは準決勝で敗退となり、大会連覇を逃した。鬼木達監督は「選手はこのゲームに対して熱い思いを持っていたし、その思いを勝利に導けなかったことを自分の力不足だと痛感しています。相手の徹底してきたことを上回れなかったゲームだった」と敗戦を受け止めた。

 守備ブロックを敷く相手にスペースを消され、自慢の攻撃を封じられた。粘り強い相手のディフェンスを崩せず、DF登里享平は「スペースをみつけることは難しかった。ドリブルだったり単純に当てて入るだったり、攻撃のスイッチはできていなかった」と反省点を挙げた。

 前半14分に直接FK弾で先制を許すと、ペースを握れないまま後半に突入。MF三笘薫とMF大島僚太を投入して攻撃を活性化させたが、後半17分に次の一点を奪われた。後半24分には大島のミドルシュートが惜しくもポストを直撃。今季リーグ戦で対戦相手の脅威となってきた交代策も実ることなく、最後までFC東京のプラン通りに試合が進んだ。

 リーグ戦で首位を独走中だが、一発勝負のルヴァン杯準決勝に敗れ、3冠の夢は潰えた。「正直、完敗です。完全にFC東京にしてやられたなというゲーム。一つの大会が終わってしまったのは悔しい」と話したのは主将のDF谷口彰悟。「(相手の守備は)予想していたけど、ここまで徹底してくるとは想定していなかった」と悔しさをにじませながらも、「引きずらずに切り替えていきたい」と前を向いた。 

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