beacon

「早く取らないと」と焦りも…浦和MF汰木康也、J1初ゴールでチームに4試合ぶり得点&白星もたらす

このエントリーをはてなブックマークに追加

J1初ゴールを奪った浦和レッズMF汰木康也(24)

[10.10 J1リーグ第21節 鳥栖 0-1 浦和 駅スタ]

 待ちに待った瞬間が一気に訪れた。浦和レッズにとって4試合ぶりのゴール&勝利に、12試合ぶりの無失点。そして、勝利の立役者となったMF汰木康也の決勝ゴールは、自身にとってJ1&浦和加入後初得点となった。

 前節までは3試合連続完封負け。苦しい状況の中で迎えた鳥栖戦。ベンチスタートとなった汰木がピッチに送り込まれたのは、鳥栖にPKを与えてプレーが止まった後半21分だった。0-0の状況で与えていたPKだったが、GK西川周作がストップして先制点を許さずに試合を進めると、後半アディショナルタイムに劇的な展開が待っていた。

 自陣から蹴り出されたクリアボールをFW杉本健勇が相手と競り合いながらマイボールにすると、右サイドを駆け上がるMFマルティノスへ。そして、「マルちゃん(マルティノス)が縦にちぎると思ったので、信じてゴール前に突っ込んだ」と逆サイドからPA内に走り込んだのが汰木だった。

 右サイドを突破したマルティノスからラストパスが送られる。相手選手2人がいたものの、誰よりも早く左足でボールに触れてゴールに蹴り込むと、勢いを止められなかった自身も体ごとゴールに転がり込んだ。

 体ごと押し込んだ魂のゴールは、チーム4試合ぶりの得点となり、4試合ぶりの勝利をもたらした。そして、自身J1&浦和加入後初得点となり、「何試合もチャンスを外し、試合を難しくさせてしまったこともあり、その中で『早く取らないと』という焦りもあった。自分の得意な形や崩しからではなかったけど、一つ取れたのは自分にとって大きかったと思う」と安堵の表情を浮かべつつ、喜びを口にした。


★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2020シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

TOP