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「セリエA1年目ですぐに主役の座を掴んだことに感銘受けた」伊記者がボローニャで活躍の冨安健洋を称賛

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高い評価を受けているDF冨安健洋

 ニューカッスル・ユナイテッドの地元メディア『クロニクル・ライブ』は、クラブが今夏に獲得を目指した冨安健洋の特集を組んだ。

 昨夏にシントトロイデンからボローニャに移籍した冨安は、セリエA1年目ながら大きなインパクトを残すことに成功。これを受け、今夏の移籍市場でローマやミランといったイタリアの強豪をはじめ、ニューカッスルやウェスト・ハムも獲得に興味を持つと報じられていた。しかし、ボローニャは3000万ユーロ(約37億円)とされる移籍金を要求し、最終的に今夏の移籍が実現することはなかった。

 新型コロナウイルス騒動までスカウトを派遣するなど獲得に本腰を入れていたとされるニューカッスルの地元メディアは、この度冨安の特集を組み、その中でイタリア『Tuttobologna』の記者であるマヌエル・ミングッツィ氏にインタビューを敢行し、その様子を掲載した。

 同氏は「トミヤスはとても器用なディフェンダーで、サイドバックとセンターバックでプレーでき、適応力や集中力の高い選手だ。ファンはトミヤスからいつも最大限のプロフェッショナリズムとコミットメントを期待している。サイドバックとしては本当によくやった。センターバックとしていくつかのミスはあったが、適応力が試されるセリエAでは珍しいことではない」と話し、日本代表DFのここまでの活躍を称賛した。

「トミヤスには試合を組み立てる上で最高のクオリティがある。セリエA1年目で彼がすぐさま主役の座を掴んだことに私は感銘を受けた。センターバックとして加入したが、しばし攻守での役割が求められるサイドバックとして起用されてきた。彼にはまだマンマークに難があり、セリエAのフォワードはとても賢く、彼はいくつかのミスを犯してきた。しかし、戦術面が問われるイタリアのリーグでもう1年過ごすことで彼は良くなるだろう」

 また、ミングッツィ氏は「クラブに到着してすぐアイドルになった。ソーシャルメディアに関して日本市場は常にアクティブで、トミヤスのおかげでボローニャの人気に火が付いた」とビジネス面での日本代表の貢献についても話し、今後さらなる活躍を期待した。

「私としてはトミヤスがここに残ることを望んでいるが、トミはプレミアリーグでも成功すると思う。いつの日かトップクラブで彼がプレーすると信じている」

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