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元アーセナルFWベントナー、キャリアの後悔を告白「金に依存した生活を強く好むように…」

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 元アーセナルのニクラス・ベントナーは、自身のキャリアに後悔していることを認めた。

 ユース時代からそのポテンシャルを高評価されていたベントナーは、アーセン・ヴェンゲル元監督に見出され、2004年にアーセナルに入団。2005年にはデビューを飾り、2014年までクラブに籍を残していたが、その間はローンで複数のクラブを回り、退団後はさまざまなクラブを転々とする。そして、今夏からは母国デンマーク4部のクラブに在籍している。

 デンマーク代表としても81キャップ30ゴールを記録した同選手だが、私生活では暴力事件等で複数回の逮捕歴があるなど問題児としても知られていた。そんな現在32歳の元デンマーク代表FWは、この度自叙伝を出版し、フットボール選手としての後悔を赤裸々に告白している。

 イギリス『ガーディアン』のインタビューで、カジノでの90分で40万ポンド(約5500万円)を失った過去についてなどを明かした同選手は「金に依存した生活を強く好むようになってしまった。あの時に戻って、若い自分をハンマーでぶん殴り、チャンスについて理解させたい」と話し、後悔の念を続けた。

「キャリアをよりポジティブなものにできなかったことにいくつかの後悔がある。とてもひどく、説明するのが難しい時間があったから、過去を振り返えることにイラついてしまう」

 また、16歳のベントナーをトップクラブへと引き抜くも、同選手のポテンシャルを最大限に引き出せなかった恩師のヴェンゲル氏については「彼は1人の男だけに時間を割くことができなかった。でも、アーセンと僕は良い関係性を築いているし、彼のことを心から尊敬している。彼を非難することはできない。彼は常に誠実で、すべてを理解してくれていた」と話していた。
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