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[MOM3225]関東一MF類家暁(3年)_運動量と落ち着き加えるSH、選手権予選初戦で2G

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後半17分、関東一高MF類家暁がこの日2点目となるゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.10 選手権東京都Aブロック1回戦 本郷高 0-6 関東一高 駒沢2]
 
「運動量では負けないようにしていて、そこがなくなったら自分の良さがなくなってしまう。最後まで走り切るというのはこれからも続けていきたいです」。関東一高のMF類家暁(3年)は、選手権予選初戦でその特長を発揮。オンでも、オフの状況でも走り続けたMFは、2ゴールに加えてスルーパスでのアシストも記録した。

 まずは試合開始29秒、右クロスを本郷高DFがクリアし切れず、ファーサイドの類家の下へこぼれる。GKが距離を詰めてきていたが、「見えていたので、脇を狙って蹴りました」と左足で押し込んで先制点。さらに後半には、チーム全体で意識しているというゴール前でのこぼれ球を押し込み、5点目を挙げた。

 左サイドから前方のスペースを鋭く突いた一方、上手くギャップに現れてボールを引き出し、ターン。そして左SB肥田野蓮治(2年)の攻撃参加を引き出したり、ラストパスを狙ったりしていた。

 味方、相手選手の状況を確認しながら、タイミング良くボールを引き出せる部分も類家の特長だ。サイドの位置でチームを落ち着かせられる力は、期待されているところでもある。加えて、小野貴裕監督は「コンタクトが強くなっている」と分析。関東一はプロトレーナーの木場克己氏の指導を受けているが、そのチューブトレーニングなどによって臀部や体幹が強化され、それが類家の動きにも強さをもたらしているようだ。

 この日は献身的な守備も含めて、攻守両面で目立つ動き。類家は「去年までは真ん中だったので真ん中から引っ張ってやろうというのがあったんですけれども、今年はサイドハーフになってもチームを引っ張る意識は変えないで、振る舞い方は真ん中と同じような気持ちでやって、よりチームを引っ張れるようにすることを意識しています」という意識を表現している。

 3点目を貪欲に狙いに行ったが、惜しくもハットトリックを達成することができなかった。それでも、雨中で快勝に大きく貢献。1年時のインターハイで先発するなど、経験値も高いMFが、牽引役として関東一を全国まで引き上げる。

(取材・文 吉田太郎)
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