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“日本は分析済み”のコートジボワール指揮官「選手にはボールがないところでの動きを求めたい」

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コートジボワール代表のパトリス・ボーメル監督

 コートジボワール代表のパトリス・ボーメル監督が12日、日本代表戦に向けてオンラインで行われた前日会見に出席し、「アジアでナンバーワンのチームだと思っているので非常に良い機会になる」と意気込みを語った。

 フランス出身のボーメル監督にとって、2014年のブラジル大会直前にザンビア代表監督としてアメリカで対戦(日本が4-3で勝利)して以来の日本代表戦。当時のことに言及しながら「日本チームのプレーについては分析済み。年ごとに成長しているチームだと思う」と述べ、「日本のチームはいいチームにあると思うので、ボールがないところでの動きを求めていきたい」と狙いを明かした。

 その上で「日本は代表常連のキャリアの長い選手と新しく入ってきた選手がミックスされた良いチーム」と高い評価。「監督のこともリスペクトしている。日本は常に前に向かう姿勢があり、チームのために一生懸命にプレーしている。日本の監督と、日本という国へのリスペクトを持っている。明日の試合はいい試合になる」と語った。

 一方、コートジボワールにとっては懸念事項も。9日にFIFAランキング首位のベルギーと対戦(1-1で引き分け)した際、DFエリック・バイリー(マンチェスター・U)が負傷交代。欧州メディアではFWウィルフレッド・ザハ(クリスタル・パレス)の欠場も報じられている。「重症ではない選手もいるが、プレーできない選手はクラブに返す」と明かした指揮官は「最大限の選手に最大限のプレー時間を与えたい」と起用方針を語った。

 コートジボワールはFIFAランキング60位。バイリーやザハの他にもFWニコラ・ペペ(アーセナル)、DFセルジュ・オーリエ(トッテナム)、FWジェルビーニョ(パルマ)、MFフランクケシエ(ミラン)、MFジャン・ミシェル・セリ(フルハム)、MFラゴ・ジュニオール(マジョルカ)ら欧州5大リーグでプレーする人材を多く抱えている。日本との通算対戦成績は2勝2敗。直近2試合は2010年の南アフリカW杯直前の親善試合で0-2の敗戦、14年のブラジルW杯本大会で1-2の敗戦と、連敗している。

(取材・文 竹内達也)

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