イタリア代表のアレッサンドロ・フロレンツィが、オランダ戦でノーゴールに終わったチーロ・インモービレを擁護した。

　現地時間14日に行われたUEFAネーションズリーグのリーグAグループ1第4節、イタリアvsオランダは1-1の引き分けに終わった。イタリアは16分にロレンツォ・ペッレグリーニが先制ゴールを決めたが、ドニー・ファン・デ・ベークに同点弾を許し、この試合は1-1で決着。また、オランダは5バックで挑んできたこともあり、イタリアはホーム戦ながらオランダ相手に攻めあぐねる展開も散見された。

　この試合で72分から途中出場でピッチに立ったフロレンツィは『RAI Sport』のマイクを通じて「チーロはアッズーリにとって英雄だ」と語っている。

「この試合は勝ち点1に終わり、アッズーリにとっては最高の結果というわけではなかった。それでもこのパフォーマンスは悪くなかったし、継続してハードワークしていく必要がある」

「オランダは5バックで臨んできたね。正直、彼らのスタイルに戸惑ったことは否めない。ただ、それはアッズーリのフットボールを恐れている裏づけとも言える。これはイタリアにとって誇れることだ。もっと得点できたかもしれない。だが残念ながら2点目を奪うことができなかった」

　そしてフロレンツィは「チーロはもっと評価されるべきであり、批判の対象になるようなことはあってはならない。彼はアッズーリにとって英雄なんだ」とFWインモービレについて語っている。

「昨シーズン、チーロはリーグ戦36ゴールを決めてゴールデンシューを手にした。彼はもっとイタリアの英雄として扱われるべき。もちろんすべてのチャンスをものにできるわけではないけど、決定機を一度逃しただけでとてつもない批判が彼を襲うんだ。それはとても目も当てられないことだ」

「インモービレは素晴らしいFWであり、カンピオーネだ。そしてアッズーリにとって欠かせないポイントゲッターなんだ。インモービレはもっと世界的に評価されるべきだと思っている。イタリアのことをよく知らない人に限って、彼のことを軽視している」

　昨季セリエAで36ゴールを決め、欧州ゴールデンシューも獲得したインモービレ。オランダ戦ではゴールを決めることはできなかったが、フロレンツィはインモービレへの批判に擁護の姿勢を見せている。

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