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「世間はピルロが2敗するのを楽しみにしているかのよう」ユベントス会長が見解

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ユベントスを率いるアンドレア・ピルロ監督

 ユベントスのアンドレア・アニェッリ会長が15日、株主総会終了後に記者会見に出席し、指揮官のアンドレア・ピルロやチームについて語った。

 ユベントス会長はまず、マウリツィオ・サッリが指揮を執った昨季に言及。前人未到のセリエA9連覇を果たしたが、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)ではベスト16で敗退し、コッパ・イタリアおよびスーペルコッパ・イタリアーナで優勝を逃したことに不満を見せた。

「決勝で2回敗れたことは今も胸が痛い。CLも敗退し、満足できなかった。ただサッリとは、人間として良い思い出がある。彼が我々の下でスクデットを獲得できたことは嬉しく思うし、勝者の指揮官として覚えておきたい。しかし彼の下では、ロッカールームの化学反応が起きなかった」

 続いてユベントス会長は、ピルロ新監督を擁護しつつ、チームの目標を語った。

「ピルロについて、ここ数週間で感じたことがある。まるで世間は、彼が2敗するのを待ち、批判するのを楽しみにしているかのようだ。ただユベントスの人間は包囲網を敷かれることに慣れており、気分はむしろ良いくらいだ。ユベントスは競争力を損なうことなく、才能に投資していかなければならない。イタリア国内で優勝し続け、ヨーロッパにおいても競争力を保っていくことを望んでいる」

 最後にユーベ会長は、ポルトガル代表合宿で新型コロナウイルス陽性反応を示したFWクリスティアーノ・ロナウドに言及。当時、ユベントスのチームスタッフの陽性が確認され、隔離対象であったにも関わらず、規則を破ってイタリアを出国した疑いがもたれていることについて自身の見解を示した。

「我々は集団隔離を行っていたが、試合が終了したので、希望する選手は自宅で自主隔離を続けることが可能だと伝えた。C・ロナウドがガイドラインに違反した? 私はサッカー連盟のガイドラインを適用している。彼が何を違反したのか説明を受けたいのなら、省庁に問い合わせて欲しい」

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