[10.17 J2第27節 徳島0-1甲府 鳴門大塚]

　ヴァンフォーレ甲府は敵地で首位を破り、上位相手に連勝を飾った。

　昇格に向けて勝ち点を落とせない状況で、前節の北九州戦に続いて徳島を下し、連続“上位食い”に成功。決勝ゴールを挙げたFWドゥドゥは「この試合に勝たなければ上位のチームに追いつくのが難しい中で、今日は最後までどんな状況になってもこの試合に勝たなければいけないという気持ちだった」と振り返った。

　甲府は締まったゲームを展開し、チャンスを確実に仕留めた。0-0で迎えた後半32分、MF宮崎純真の縦パスで右サイドを駆け上がったMF松田力が折り返すと、ドゥドゥが右足で押し込んだ。ドゥドゥはチーム最多の今季7得点目をマークした。

　後半42分にはDF中塩大貴の退場で10人になるアクシデント。終了間際にはポスト直撃のシュートも打たれたが、最後まで耐え凌ぎ、1-0で逃げ切った。上位追随の可能性をつなげた大きな一勝。「最後まで体を張って守れたことが非常に大きいと思う」と語ったドゥドゥは「昇格に向けてもう負けられない。ここから上位に食らいついていけるようにやっていくだけ」と力を込めた。

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