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やはりベンゲル氏も神戸監督の候補だった…フィンク氏が考える自身が選ばれた理由は?

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 先月ヴィッセル神戸指揮官の座から退任したトルステン・フィンク氏はドイツメディア『シュポルト1』のインタビューに応じ、2019年半ばの就任当時にはアーセナルの元監督、アーセン・ベンゲル氏も候補に挙がっていたことについて話した。

 現在52歳のフィンク氏が神戸の監督に就任したのは昨年の6月。日本での経験などについて語った同氏だが、インタビューの中で「ヴィッセル神戸はどこかのただの一クラブではない。アーセン・ベンゲルもその仕事(監督ポスト)を狙っていたのだからね」と発言。これについて記者に「本当にベンゲル氏の代わりに選ばれたのか」と聞き返されると、次のように返答した。

「金銭面も多少あったと思う。ベンゲルに決まっていたら、私より多く支払われていたからね。それに彼は、(神戸を)自身のプロジェクトにしていただろう。アーセン・ベンゲルはどこかにやって来て『しばらくここの監督を務めるよ』と言ったりはしない。彼はクラブを全面的に変えていただろう」

 一方でフィンク氏は神戸側との交渉では「クラブを根本的に変えるような大きな改革ではなく、しっかりしたコンセプトを提出した」とのこと。「いい形でアピールできたと思うよ。さもないとあの時にその仕事を手にすることができなかったからね」と続け、ベンゲル氏より自身が神戸が当時求めていた監督像に近かったことを示唆した。

 アーセナル時代の前、1995と96シーズンは名古屋グランパスを率いたこともある現在70歳のベンゲル氏。昨年11月に国際サッカー連盟(FIFA)の国際サッカー発展部門の責任者に就任し、今後現場に復帰する可能性は低いかもしれない。

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