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[MOM3232]明桜MF田村仁志(2年)_青森山田中出身のゲームメーカーが延長戦で決勝ヘッド!

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延長前半7分、明桜高MF田村仁志(右)が決勝ゴールを喜ぶ

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.22 選手権秋田県予選準決勝 明桜高 1-0(延長)新屋高 ソユスタ]

 全国で旧友たちと戦う。明桜高は延長前半7分、2年生ゲームメーカーのMF田村仁志が決勝ゴール。DFラインでCB長江慶次郎(2年)がボールを持つと、元FWの田村は「慶次郎と目が合ったので、これは来るかなと思って信じて走り込みました」。DF背後のスペースへ飛び出した田村の下へボールが届き、頭で合わせた一撃がゴールネットへ吸い込まれた。

 攻め続けながらも遠かったゴール。それまでパスの出し手になり続けていたボランチの機転の効いた動きがアクセントとなり、決勝点に繋がった。田村は「今まで3年生にお世話になったので、こういうところで点を決めれたのは良かったと思います。(原美彦)監督にも『試合を決めれる選手にならなければいけない』と言われている。きょう決めれて、しかも決勝ゴールを決めれて、良かったと思います」と喜んだ。

 ダブルボランチの一角として先発した田村は、中盤の底の位置でゲームメーク。DFラインからボールを引き出してボールを散らしたほか、縦パスや相手背後へのスルーパスで違いを作り出そうとしていた。

 この日の前半に関しては原美彦監督が「複雑なことをやろうとしすぎていた」と指摘し、本人も「思い通りには行かなかった」と反省する。それでも、コンビを組むMF内藤蒼空(2年)のサポートを受けながら、後半はよりテンポの良い組み立て。攻撃を好転させていた。

 本人は「アタッキングサードの質が低いのでそこをもう少し高めたい」と反省することも忘れなかったが、原監督が「ヤット(遠藤保仁)みたい」と評するゲームメーカーは見ているスペースや頑張りが利く部分、味方に求める姿勢含めて面白い存在だ。

 田村は、自分が攻守に渡ってボールを握る明桜の生命線であることも自覚している。この日はパスをさばく部分やゲームコントロールはできたと考えているが、信頼に応えるために決勝ではより質の高いプレーを目指していく。

 田村は名門・青森山田中出身。怪我に悩んだこともあって地元・秋田へ戻る決断をした田村だが、当時のチームメートとは今も連絡を取り合っているという。いずれも青森山田期待の存在であるMF藤森颯太(2年)やCB三輪椋平(2年)は特に仲の良かった選手。青森の絶対王者に所属する旧友たちと一緒の舞台に立つことも目標だ。「『全国来いよ』、みたいな話をしているので、全国出て全国で活躍したりしたい」。まずは24日の決勝で必ず勝って、一足先に全国出場を決める。

(取材・文 吉田太郎)
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