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冨安健洋はミランにふさわしい選手?元ボローニャDFの答え「もちろん彼は…」

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日本代表DF冨安健洋

 現役時代にミランやボローニャでプレーした経験を持つジュゼッペ・カルドーネ氏が22日、イタリアのラジオ放送『TMWラジオ』のインタビューに応じ、日本代表DF冨安健洋について見解を示した。

 冨安は昨夏、シントトロイデンからボローニャにステップアップすると、指揮官シニシャ・ミハイロヴィッチの信頼をつかみ取り、昨シーズンは右サイドバックのレギュラーに定着。印象的な活躍を示したことで、今夏の移籍市場では、ローマやナポリ、ニューカッスルやウェスト・ハムなどプレミアリーグから熱視線が注がれた。そして今シーズンから活躍の場をセンターバックへと移すと、開幕戦で対戦したミランも獲得に関心。しかし両クラブの間で金銭面の隔たりもあり、ボローニャが放出に難色を示したために、移籍は実現しなかったとされる。

 そんな中、現役時代にミランやボローニャなどでプレーした経験を持つカルドーネ氏がラジオ番組に出演。21歳の日本代表DFがミランにふさわしい選手であるかどうかを問われると、自身の見解を示した。

「もちろん彼は、セリエAにおいて非常に良いパフォーマンスを示すことができることを証明している。ただアルゼンチン人選手やドイツ人選手などであれば、加入直後に苦しむことはあっても、その後は常に実力を発揮することが多かった。しかしアジア出身選手となると過去に例があまりない」

 アジア出身選手がミランにおいて活躍できるかどうかは未知数であることを指摘したカルドーネ氏。しかし改めて「彼は良いパフォーマンスを示している選手であると思う」と強調しつつ、ミランが今シーズン、好成績を残していることから、「ミランは実現しなかったことを考え続けるべきではない。今いる選手を使って最善を尽くせるよう考えるべきだ」と述べ、今夏の冨安獲得の失敗を振り返るべきではないとの見解を示した。

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