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羽黒高2年連続準決勝敗退…主将DF三浦の出場停止が響く:山形

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[10.24 選手権山形県予選準決勝 羽黒0-1(延長)日大山形 小真木]

 2年ぶりの全国大会出場を目指した羽黒高だったが、準決勝で延長戦の末に日大山形高に敗れた。

 18日の準々決勝の山形明正戦では、主将DF三浦聖矢(3年)が前半の早い時間帯にレッドカードで退場。数的不利を跳ね返して何とかPK戦で勝利していたが、準決勝では主将を欠く戦いを強いられることになっていた。

 本来SBの選手をCBに配置するなど、一週間の準備期間を経て迎えた一戦だった。しかし決勝点を奪われた場面もボールウォッチャーになってしまうなど、勝負所で経験の浅さが顔を出してしまった。

 本街直樹監督によると、今年は「仲が良く、例年よりもまとまりのあるチームだった」という。それだけに「彼(三浦)を何とか決勝にという思いはあったと思います」と悔しさを噛みしめる。

 羽黒は昨年11月に現チームで行った新人戦の山形県大会に優勝。その決勝の相手も日大山形だった。3-0という結果だったこともあり、自信を持って臨んでいたが、結果的にはリベンジを許す形になった。

 ただ「力的にはある程度自信を持っていたけど、あれから時間も経っているので…」とは本街監督。「日大は今年はいいというのは分かっていたので、あの時より伸びなかったと言われればそうかなと思います」と敗戦については素直に受け入れていた。

(取材・文 児玉幸洋)
●【特設】高校選手権2020

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