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「早く代表に入りたいと…」3年ぶり“復帰”の京都MF谷内田哲平、U-19日本代表定着へ意欲

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U-19日本代表候補MF谷内田哲平(京都)

 U-19日本代表候補は27日、千葉県の高円宮記念JFA夢フィールドで合宿3日目のトレーニングを行った。京都サンガF.C.のルーキーMF谷内田哲平(18)は2017年以来となる世代別代表への“復帰”。「素直にうれしかったですし、早く代表に入りたいと思っていた」と日の丸への思いを明かした。

 「J1でプレーする選手が多いので、そこを追い越していかないといけない。今回の合宿を大事にしていきたい」

 今季、帝京長岡高から京都に加入した谷内田は絶品のボールタッチや視野の広さを特長とし、緩急自在のスルーパスからゴールをもたらす世代屈指の技巧派MF。8月19日、生まれ育った新潟の地で行われたJ2第13節でプロデビュー。以降はコンスタントに試合に絡むと、J2の舞台でも徐々に持ち味を発揮し、ここまで15試合出場で2アシストを記録している。

 チームは来年開催のU-19アジア選手権でベスト4に入り、U-20ワールドカップの出場権獲得を目指す。前回大会後にDF菅原由勢(AZ)やFW中村敬斗(現シントトロイデン)が海外移籍を果たすなど、選手にとってはステップアップの足がかりにもなる大舞台だ。

「いまのA代表にもこの道を通ってきている選手が多い。U-20W杯に出ることを目標にやっていきたい」

 まずはアジアの戦いに向けて、熾烈なサバイバルレースが続く。「そこ(U-19アジア選手権)に出ないとW杯メンバーに入るのは難しい。そのためには、自分のチームで残り13試合、全部に出られるように頑張りたい」。京都でアピールを続け、同世代のライバルたちに並び、追い越す意気込みだ。

(取材・文 佐藤亜希子)

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