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後半5発で都立勢の狛江を突破。交代出場組も活躍の関東一が東京A準決勝進出!

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後半開始直後、関東一高MF類家暁が先制ゴール

[10.25 選手権東京都Aブロック準々決勝 狛江高 0-5 関東一高 清瀬内山B]

 関東一が堅守をこじ開けて4強入り――。25日、第99回全国高校サッカー選手権東京都Aブロック準々決勝で狛江高関東一高が対戦し、関東一が5-0で快勝した。関東一は11月7日の準決勝で國學院久我山高と戦う。

 2回戦で千葉内定MFブワニカ啓太(3年)擁する修徳を撃破した都立勢・狛江と、3年ぶりの全国へ向けて進撃を続ける関東一との8強決戦。重心を下げて後半勝負の狛江が、前半を狙い通りの無失点で終える。前へ出る力優れたMF浪岡優太郎(3年)やFW佐藤大介(3年)を活用し、手数をかけずに背後を狙う攻撃。そして、自陣のスペースを消してCB光山剣(3年)やMF岩下柊斗(3年)らが我慢強い守りを展開した。

 前半、ボールを圧倒的に支配した関東一はMF類家暁(3年)がポスト直撃の左足ミドルを放ち、右サイドからのパス交換でPAへ侵入したMF北村磨央(3年)の右足シュートがポストを叩く。だが、守りを固める狛江の前にクロスがニアで引っかかったり、ドリブルで潜り込むこともできず、得点を奪うことができなかった。

 それでも、相手のロングボール攻撃に対応していたCB菅原涼太(3年)が「(得点が奪えなくても)ずっと回して後半勝負くらいの気持ちでやっていました」と振り返るように、関東一は慌てなかった。後半立ち上がりからより攻撃に人数を掛けた関東一は開始直後、中盤でリズムを変えていたMF肥田野蓮治(2年)のスルーパスから強引に抜け出した類家が先制点を奪う。

 こうなると、関東一は自力の差を見せつける。気迫のセービングを続ける狛江GK長澤舜(3年)に阻まれるシーンが幾度もあったが、それでもゴールラッシュ。まずは9分、左SB弓氣田葵(3年)からの縦パスを受けたエースFW笠井佳祐(3年)が個人技からの左足シュートで2点目を挙げると、19分には再び弓氣田を起点とした攻撃から交代出場のFW沼田晃将(3年)が鋭い切り返しでDFを外してゴールを奪い取る。

 関東一は、24分にも類家の左CKを右SB鹿股翼(3年)が頭で決めて4-0。1点を目指して前に出る狛江もハイプレスからMF石山靖也(3年)が連続シュートを打ち込み、33分には佐藤の落としから浪岡が決定的な右足シュートを打ち込む。だが、関東一は左SB弓氣田がシュートストップ。狛江最大のチャンスを得点に結びつかせない。

 逆に後半アディショナルタイム、関東一はFW安藤慎之助(3年)が2人抜きからの右足シュートを決めて5-0で快勝した。交代出場した沼田、安藤含めて3年生5人のゴール。小野貴裕監督は「(試合を通して)一番は安藤と沼田が点取ってくれたから凄く良かった」と頷いた。

 高い攻撃力を備えた2人だが、トップチームでの出場機会が少なかった。そのために前日は日体大柏高とB戦を行い、試合時間を確保。怪我のリスクはあったが、「ゲーム勘ないで入れられた方が、選手からすると良いイメージを持てないと思う」(小野監督)という判断が彼らの活躍に繋がった。

 ここからはさらに対戦相手のレベルが上がる。菅原は攻撃陣に信頼を寄せる一方で今大会無失点の守備面も引き締めていた。「今年は前の攻撃力があるので最悪1失点しても前が取ってくれる。(それでも)この先もっと今以上に失点が少なくなるように意識したい。(準決勝は)相手どうこうじゃなくて自分たちでいつも通りのプレーが出せれば勝てると思うので、あと1週間2週間でやっていきたい」。次は前回王者との準決勝。だが、やってきたことを信じて準備し、試合でしっかりと力を発揮すること、勝つことに集中する。

(取材・文 吉田太郎)
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