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ポルト指揮官、3戦連続出場の中島翔哉に言及「プレー、役に立つと感じることこそ最高の栄養剤」

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中島翔哉が再び軌道に乗り始める

 ポルトを率いるセルジオ・コンセイソン監督が、プリメイラ・リーガ第6節パソス・デ・フェレイラ戦に向けた記者会見の中で、中島翔哉について触れた。

 今年5月、新型コロナウイルスの影響で中断されていたリーグが再開に動き出し始めた中、中島は家族の感染への懸念からクラブでの練習には参加せず、自宅トレーニングを選択。コンセイソン監督との確執が伝えられ、一時は関係が修復不可能との報道も。1シーズンでの放出の可能性まで浮上していた。

 だが、中島は今月17日の第4節スポルティング戦で7カ月ぶりのメンバー入りを果たすと、チャンピオンズリーグ開幕節マンチェスター・シティ戦以降の公式戦すべてに出場し、ゴールに絡むプレーも披露。それらを受け、ポルトガルメディア『noticias ao minuto』では「ドラゴンでの第2の人生を手に入れている明確なサインだ」と記され、指揮官の信頼を取り戻しつつあると伝えられている。

 そして、コンセイソン監督もそんな中島について言及。次節に向けた会見で「ナカジマとはほかのメンバーと同様に働いている」と切り出すと、「いくつかの別々のグループでチームとの仕事に取り組んでおり、もちろん感情という重要な局面もあるが、選手が本当の意味で調子を取り戻すのはプレーし始めてからだと考える。それはどの試合でも起きることだよ」と実戦の重要性を強調した。

 同監督は続けて、「プレーしてチームにとって役に立つと感じることこそが選手にとっての最高の栄養剤。ナカジマがここ2試合で示したように、メンバーたちは全員助けになってくれるし、高いモチベーションを持っていいプレーをすることを目指している」ともコメント。中島のパフォーマンスについては具体的には語らなかったものの、その復帰後のプレーには満足している様子をうかがわせた。

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