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ゲッツェがPSVに与えた驚きとは? ドイツ人指揮官が語るチームメイトから好かれる理由

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今季PSVに加入したMFマリオ・ゲッツェ

 PSVを率いるロジャー・シュミット監督がドイツ『WDR 2』のポッドキャストで、新加入の元ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェについて語っている。

 今夏にドルトムントとの契約が切れ、新天地がなかなか決まらなかったゲッツェ。国内外の複数クラブへの移籍が取り沙汰されていた中、移籍ウィンドウ閉幕翌日の今月6日、夏に同胞のシュミット監督が就任したPSVと2年契約を結ぶことに。そして、自身初めての国外挑戦を選んだ28歳は、加入後1戦目、2戦目でそれぞれゴールを奪うなど幸先のいいスタートを切った。

 シュミット監督はそんなゲッツェの好スタートの要因の1つとして「自身が歓迎されていると感じているから」と説明。また、「最初の数日間から彼が居心地よく思っていて、チームメイトたちが彼の加入を喜んでいるのを感じ取れたよ」とも続け、チームからも暖かく迎え入れられていることを指摘した。

「とてもクレバーでインテリジェントなプレーヤー」「完全なるチームプレーヤーで、周りの選手をよくする」とゲッツェを絶賛する同監督だが、周りが驚いたのは必ずしもその実力ではなかったようだ。「みんなが少し驚いたのは、彼がいかに普通な男で、いかにチーム内の自分の居場所を見つけたかだね」と明かしていた。

 PSVはオランダ国内ではビッグクラブではあるものの、他リーグからスター選手を獲得するのはごく稀だ。ゲッツェはドルトムントでは出場機会を失っていたとはいえ、若手時代はドイツ最高の逸材と期待され、2014年ワールドカップ決勝の活躍でドイツ代表の歴史に名を残した選手だけに、その素顔に周りは良い意味でギャップを感じているのかもしれない。

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