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J3での“短期修行”経て…仙台20歳DF照山が終盤の猛攻呼び込む堂々J1デビュー「良さは出た」

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ベガルタ仙台DF照山颯人

[10.31 J1第25節 仙台0-0広島 ユアスタ]

 ベガルタ仙台DF照山颯人がJ3での短い武者修行を経て、待望のJ1リーグ戦デビューを果たした。節目の一戦を無失点で終えた20歳は試合後のオンライン取材で「サポーターの皆さんに勝利を届けられていないので、勝利することを第一に考えている」と心境を語った。

 照山は昨季、成立学園高から仙台に加入。1年目はルヴァン杯7試合と天皇杯2試合に出場したが、J1での出番はなかった。迎えた2年目の今季は新型コロナウイルスの影響でリーグ戦が後ろ倒しとなった中、9月からアスルクラロ沼津に育成型期限付き移籍。J3リーグ戦8試合に出場すると、わずか2か月間で仙台から呼び戻された。

 すると復帰初戦となったこの日、J1第25節広島戦で早速ベンチ入り。さらに0-0で迎えた30分には、4-4-2から3-4-2-1へのシステム変更のキーマンとして3バックの右で起用された。「素直にJ1初出場ということで嬉しかったし、勝ててない状況が続いている中で自分が試合に出て変えようとこのチームに来た。アグレッシブにやることが一番いいと思った」。そんな思いはピッチ内のパフォーマンスにも表れた。

 仙台はこの日、前半をシュート0本のままで終え、後半もFWイサック・クエンカらの投入でやや盛り返したものの、無失点で試合を進めるというのがやっとという戦況。それでも照山の投入を機にシステム変更を敢行すると、その後は決定機を連発し、FW長沢駿やDF平岡康裕に惜しいシュートチャンスも訪れた。

「オープンな展開になっている中で、自分が入ることで落ち着きを作ろうとした。相手をひっくり返すロングボールにも自信を持っている」。そんな照山は相手守備ブロックとの駆け引きにつながる運び出しや、シンプルなロングボールで存在感を発揮。試合はスコアレスドローに終わったが、出場した15分強は十分に評価できる内容だった。

「ビルドアップやロングフィード、運び出しは自信を持っている。どんな試合状況でも良さを出そうと思っていたが、そういう良さは出た」。自身のパフォーマンスに手応えを語った照山は「沼津で8試合出させてもらって、課題も試合を重ねて行くうちに改善したし、新たな課題も出た。J1で経験できなかった経験をJ3でして、またJ1の舞台で新たな課題が見つかったのはポジティブなこと」とJ3での経験にも感謝した。

 チームは現在16試合にわたって勝ちがなく、ピッチ外でも経営危機や不祥事など後ろ向きなニュースが続いている。それでも照山の言葉は力強かった。

「若手が試合に出ることによって底上げやチームの士気も上がる。年齢関係なく、自分がこれからチームの中心になれるようにしたい。またチームとしてはサポーターの皆さんに勝利を届けられていないので、勝利することを第一に考えている」。武者修行を経て一回り大きくなった20歳が悪いムードを打破する構えだ。

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