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[MOM3252]四日市工MF吉中研人(2年)_憧れは鹿島ルーキー、攻守両面で大貢献

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攻守両面で効いていた四日市工高MF吉中研人(2年)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.31 選手権三重県予選準々決勝 四日市工高 2-1 松阪工高 伊勢フットボールヴィレッジD]

 四日市工高の2年連続でのベスト4進出の立役者となったのが、アンカーのMF吉中研人(2年)だ。憧れの選手として挙げるのは、J1鹿島でルーキーらしからぬ活躍を見せる荒木遼太郎。「ドリブルで相手を切り裂いていけるし、運動量が豊富で守備も頑張れる所がカッコいいなと思った」と口にする吉中も荒木同様に攻守両面での貢献度が高く、この日は島田浩幸監督がMOMとして挙げるパフォーマンスを見せた。

「皆で先制点を獲ろうと前がかりになっていた」前半は、ボランチの位置で守備を意識しながら、機を見ては前方に飛び出して、攻撃に関与した。前半31分には吉中が前方への飛び出しから上げたクロスをファーサイドのMF前岨依吹(3年)がヘッドで折り返し、MF中島悠翔(3年)が押し込んだ。2度目の仕事は後半33分。相手エリアの高い位置でこぼれ球を拾った吉中は「1対1の状況だったので攻撃的になっていた。最後は何としてでもシュートに繋げようと狙っていたら、良い所にボールがこぼれてきて、外から走ってきた選手が見えた」とPA左へスルーパス。後方から走り込んだDF柏森啓太(3年)が豪快に決めた。

 2点に絡んだため攻撃面での活躍に目が行くが、守備での貢献も見逃せない。「サッカーが大好きなのでいっぱいボールに触りたい。チームで一番走って攻撃と守備に顔を出すのを意識している」と自己分析する通り、攻守両面に関与し続けるのが彼の魅力だ。ただガムシャラに動き回るのではなく、周りの状況を見て的確な位置取りができるタイプで、この日は「守備で相手の攻撃の嫌な所を突けたと思う」と笑顔を見せた。彼の貢献度に対する島田監督の評価は高く、「常にセカンドボールに対する集中力を保ち、リスク管理をしてくれた」と称えた。

 練習参加した際に、「是非うちに来て欲しい」と声を掛けてくれた四日市工への進学を決意した。「強豪に行けば全国に行きやすいかもしれないけど、強豪と言われていないチームで全国に出られた時の方が、名前がより広がりやすいかなと思った」ことも進学の決め手だった。昨年は選手権予選の登録メンバーには入ったが、準決勝のベンチ入りは果たせなかった。敗れたチームをピッチ外で見守るしかできず、「来年は自分が試合に出て、ベスト4以上の成績を狙いたいと思った」。昨年は上級生に対して遠慮もあったが、今年は中心選手として堂々としたプレーを見せている。昨年は超えられなかった壁に挑む次戦も、攻守に渡る活躍を見せて歓喜を呼び込むつもりだ。

(取材・文 森田将義)
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