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福岡が16戦ぶりに敗れる…首位チーム止めた磐田、緊急投入21歳DF中川がJ初ゴール

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[11.1 J2リーグ第30節 磐田2-1福岡 ヤマハ]

 J2リーグは1日、第30節を開催し、ヤマハスタジアムではジュビロ磐田アビスパ福岡が対戦。前半41分にDF中川創の得点で先制した磐田が、後半5分にFW小川航基が加点すると、福岡の反撃をしのいで2-1の勝利を収めた。敗れた福岡は16試合ぶりの黒星を喫することになった。

 ここ5戦無敗(3勝2分)の磐田は10月25日の前節・群馬戦(○3-1)から先発2人を入れ替え、FW中野誠也、DF大武峻らを先発起用。一方、ここ15戦無敗(13勝2分)で首位に立つ福岡は前節・千葉戦(○1-0)から先発3人を入れ替え、MF増山朝陽、DF輪湖直樹、DF三國ケネディエブスらがスターティングメンバ―に名を連ねた。

 前半6分に磐田をアクシデントが襲い、負傷したDF大武峻がプレー続行不可能と判断され、今季初出場となるDF中川創との交代を余儀なくされる。緊急投入となった中川だが、前半41分に大仕事をやってのける。右サイドからMF遠藤保仁が蹴り出したFKがファーサイドまで届くと、中川が反応。打点の高いヘディングで合わせてネットに突き刺し、先制点を奪取した。昨季途中に柏から相模原に育成型期限付き移籍し、今季から磐田に完全移籍で加入した中川にとって、嬉しいJ初ゴールとなった。

 1-0と磐田がリードしたまま後半を迎えると、同3分に福岡がゴールを脅かす。左サイドからMF松本泰志が送ったグラウンダーのクロスが逆サイドまで流れてくると、DFエミル・サロモンソンが右足で狙うが、GK八田直樹に触れられたボールはポストを叩いてしまった。

 守護神が危機をしのぐと、磐田が同5分に追加点を記録。左サイドからボールを運んだMF大森晃太郎のパスを右サイドで受けたMF松本昌也がPA内にボールを送る。走り込んだFW小川航基が思い切りよく右足を振り抜くと、ボールは相手選手に当たりながらもゴールマウスに吸い込まれ、リードは2点差に広がった。

 2点のビハインドを背負った福岡は後半34分にサロモンソンが狙った直接FKが八田に弾き出されるが、同37分にMF前寛之の縦パスを受けたFW遠野大弥が鋭い反転で前を向くと、右足のシュートでゴールを陥れて1点差に詰め寄る。その後も福岡が圧力を掛けるが、磐田が体を張った粘り強い守備でしのぎ切り、2-1の勝利を収めた。

 移籍後初出場でJ初ゴールを記録した中川は試合後のインタビューで、「ヤットさんが良いボールを上げてくれたので、僕は飛んで良いイメージで決めるだけだった。『あっ、来た』と思った完璧なボールでした」とゴールを振り返った。首位を撃破したが、次節は現在2位の徳島のホームに乗り込む。「次も大事な試合なので連勝を飾れるようにチーム一丸となって頑張りたい」と意気込んだ。

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