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「子供の健康的な食事は特権ではないはず」食事の無償提供続けるエジルの思い

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MFメスト・エジルが思いを明かす

 アーセナルMFメスト・エジルが、貧困層への食事の無償提供について自身の考えを語った。『スカイスポーツ』が伝えている。

 エジルは新型コロナウイルスの感染が拡大していた3月、貧困に苦しむ家族やホームレスの避難所、難民支援団体に健康的な食事を提供するために、ドイツ人シェフらとともにチームを結成。政府へ貧困に苦しむ家庭へ休日でも給食を無償提供するように訴えるマンチェスター・ユナイテッドFWマーカス・ラッシュフォードらと共に、積極的に活動を行っている。

 エジルのチームはブレント区、エッジウェア地区バーント・オーク、エッジウェアと、ノースロンドンでも最も貧しい地区へすでに数千食を配布している。『ユニタス』の最高経営責任者トニー・ルイス氏は、「ロックダウン以降、我々は100以上の家庭を支援している。エジルのチームは週に50食を『ユニタス』へ寄付し、さらに10月にはハーフターム・ホリデーのために1日200食を提供してくれた」と明かしている。

 食事の無償提供についてエジルは『スカイスポーツ』に対し、「今週のハーフターム中、子供たちの多くは食事の面で厳しい状況に直面していた。子供たちが飢えてはいけないんだ。それが最も重要であり、僕が助けられる場所ではどこでも行うつもりだ」とコメント。そして、以下のように続けた。

「健康的で栄養価が高く、充実した食事を提供することに重きを置いている。そのため、友人のアルベルト・フランチェスキがイタリアから送ってくれた最高級のオーガニックパスタを使っているよ」

「子供たちへの健康的な食事は、与えられるべきものなんだ。特権ではないはずだよ」

 これまでもトルコやシリア難民キャンプで10万人近い人々へ食事を提供するなど、慈善活動に積極的なエジル。「このプロジェクトに参加できたことを誇りに思う。協力してくれたみんなに心から感謝したい」と語った。

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