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星稜が3-0で雪辱の舞台へ。勝つために課題を修正し、「想いを全て来週にぶつけたい」:石川

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後半35分、3点目を奪った星稜高DF西尾友希(3番)をMF中村領優が祝福

[11.1 選手権石川県予選準決勝 遊学館高 0-3星稜高 金沢市民]

 第99回全国高校サッカー選手権石川県予選は1日に準決勝を行い、遊学館高星稜高が対戦。FW佐々木真之介(3年)の先制ゴールを皮切りに、3得点を奪った星稜が3-0で勝利した。

 3連覇を狙った昨年度の選手権予選は、延長戦にもつれ込んだ決勝で鵬学園高に惜敗。その敗戦を機に「勝つチームはどういうことをやってきたのか、負けるチームは何が足りないか考えてきた」(MF川本虎太郎、3年)星稜が力強さを見せつけ、リベンジの舞台を手にした。

 今年の星稜はテクニックに長けた選手が多く、足元勝負を仕掛けるのが特徴だが、序盤から勢いよく挑んできた遊学館相手に後方から繋ぐのはリスクが高いと判断し、その背後を狙うボールを選択。DF竹内一馬(3年)とDF西尾友希(3年)のロングスローも交えながら、相手エリアに押し込んだ。

 最初に決定機が訪れたのは、前半14分。自陣からのロングフィードを受けたFW千葉大護(3年)が切り返しでマークを外してシュートを放ったが、DFに当たりCKとなった。22分にMF伊藤士苑(3年)の右クロスから放った千葉のヘディングシュートもGK松本直大(3年)に阻まれた。

 チャンスを作りながらも、DF朝内拓真(2年)を中心に粘り強い遊学館の守りに苦しんだ星稜だったが、時間の経過と共に相手が跳ね返したセカンドボールをMF中村領優(3年)とMF廣島大雅(3年)が拾う場面も増加。ワンサイド気味で試合を進めると、31分には佐々木が千葉とのワンツーでゴール前を抜け出し、先制点をマークした。39分にも、川本の左CKを受けた千葉がゴール前へクロス。後方から飛び込んだ廣島が頭で合わせ、2点リードで試合を折り返した。

 後半の立ち上がりも星稜のペースは続いた。「2人ともゴールを目指すより、どちらかが上がって、どちらかが下がったりした方が良かった」と振り返る千葉が前線から中盤に落ち、2列目や佐々木の飛び出しを引き出したが、試合を決定づける3点目がなかなか生まれない。

 反対に、18分には遊学館のMF原佑輔(3年)が放った直接FKがクロスバーに当たるなど危ない場面もあり、星稜・河合伸幸監督は「後半から失速していった。前半の2-0から上手く行かず失点した準々決勝と同じ展開だったので、ハーフタイムに気をつけるよう伝えたが、上手く行かなった」と振り返る。

 何とか失点を回避しながらも、3点目を狙い続けた星稜は35分に右サイドを抜けた伊藤がシュート。DFに当たったこぼれを佐々木が狙うと再びDFに当たり、CKになった。このチャンスを逃さず、中村がゴール前に入れたクロスを西尾がヘッドで叩き込んで3点目。以降は交代カードを上手く切り、3-0で試合を終えた。

 結果で見れば快勝となったが、「自分たちは後半に少し勢いが落ちるのが課題」(川本)ということが改めて浮き彫りになった。昨年の決勝も前半に先制点を奪いながら後半に追いつかれ、延長戦で敗れている。再び鵬学園と戦う決勝までの一週間で修正できるかが優勝の大きなポイントになるのは間違いない。もちろん、同じ過ちを繰り返すつもりはない。昨年も主力として決勝の舞台を経験している千葉は「昨年負けてとても悔しい想いをした。屈辱を晴らせるのは、次の決勝しかない。想いを全て来週にぶつけたい」と意気込んだ。

(取材・文 森田将義)
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