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インテルMFビダル、過去のレアル戦を振り返り「この上なく怒りに満ちていた」

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レアル戦に闘志を燃やすMFアルトゥーロ・ビダル

 インテルは3日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のグループB第3節でレアル・マドリーのホームに乗り込む。前日会見に出席したアントニオ・コンテ監督とMFアルトゥーロ・ビダルのコメントをクラブ公式サイトが伝えた。

 ビダルは欧州CLのレアル戦で苦い記憶がある。バイエルン時代の2016-17シーズン、準々決勝第1戦で前半に先制ゴールを決めたものの、同アディショナルタイムにPKを失敗。チームは後半に逆転を許し、1-2で敗れた。続く第2戦では後半終了間際に退場。ビダルを欠いたバイエルンは延長戦の末、2戦合計3-6でベスト8敗退となった。

 この時の思いを聞かれたビダルは「この上なく怒りに満ちていた。誇りを抱いて臨んでいれば、チャンピオンズリーグを制覇できていたかもしれなかったからね」と振り返り、「でも明日(3日)は別の試合だ。ベストを尽くさなければならない。本当に勝ちたいと思っているし、そのために闘い抜くことができる」と意気込んだ。

 敵将のジネディーヌ・ジダン監督は今回のインテル戦を「決勝戦」と表現している。これに対してビダルは「僕らにとってはリーグ戦だろうとチャンピオンズリーグだろうと、全てが決勝戦のようなものだ。明日(3日)は非常に激しい試合になるだろう。レアル・マドリーのような強いチームと対戦するのはいつだって良いものだけど、僕らにとってはすべての試合が決勝戦のようなものだ」と語っている。

 また、コンテ監督は「レアル・マドリーはこのトーナメントで勝つために作られた強いチームだ。この大会を幾度となく制覇した選手を揃えている。シャフタール相手に奇妙な敗北(2-3)を経験し、ボルシアからドロー(2-2)をむしり取ったチームと対峙することは分かっている。ベストを尽くさなければならないだろう」と気を引き締め、「我々は自分たちの試合をするためにここに来た。KO狙いの一発を待ち、コーナーで守りに徹するボクサーのように、自らを追い込むことはしない。我々は突破を目指して臆することなく前進する」と誓った。

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