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ウイイレ激戦の関東ブロック制した東京Veスポーツ所属ひゅーが、明かした苦悩と念願のタイトル

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念願のタイトルに笑顔を見せるひゅーが(中央)

「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2020 KAGOSHIMA」の「eFootball ウイニングイレブン」関東ブロック大会が3日に行われ、オープンの部は東京都代表Badtyが優勝。メンバーの一人で、東京ヴェルディeスポーツ「ウイニングイレブン部門」に所属するプロプレーヤーのひゅーがは、優勝決定に喜びを語った。

 2on2で行われた今大会で、ひゅーがはアックスととも激戦の東京都代表予選を突破。そして関東ブロック代表決定戦では、埼玉県代表との初戦を3-2で制すと、準決勝の栃木県代表戦は3-0と勝利を収める。そして、準決勝を5-0と大差で制した神奈川県代表パッショーネと決勝で相まみえた。

 BadtyはFWクリスティアーノ・ロナウド擁するユベントスを選択し、パッショーネはFWロベルト・レワンドフスキが牽引するバイエルンをチョイス。絶対エースを抱える両チームだが、Badtyが序盤からスコアを動かす。前半21分、FWパウロ・ディバラのダブルタッチからC・ロナウドがゴール前で交錯。しかし、こぼれ球をアックスが操るMFデヤン・クルゼフスキが押し込み、先制に成功する。

 追いかけるパッショーネは両ウイングを駆使した攻撃で突破を図り、何度も決定機を迎えるが、シュートは惜しくも枠外に。すると、Badtyは後半31分、相手守備陣のミスを突き、C・ロナウドがシュート。GKマヌエル・ノイアーに阻まれるが、ひゅーがが操るFWアルバロ・モラタがゴールに流し込み、値千金の追加点を奪った。さらに試合終了間際には、両サイドを横断するパスからクロスを上げ、アックスが操るC・ロナウドがダメ押しの3点目。チャンスを決め切ったBadtyが3-0で優勝を決めた。

 ひゅーがは2016年に設立された東京Veスポーツ所属のプロプレーヤー。クラブには実力だけで加入できるというわけではなく、その理念にマッチし、またプレー面以外の生活態度や素行も見られた上で契約に至る。ひゅーがはその点を高く評価されてプロ入りを果たしたものの、悩みも抱えていた。自身は、他の所属プレーヤーと比べて自身はビッグタイトルに恵まれていないということだ。

「Youtubeのチャンネル登録が先走って伸びてしまったというか、そういうのもあって、Youtubeを評価していただいて、ヴェルディに入ったというのは、ひとつ大きいことでした。けど、ヴェルディeスポーツウイニングイレブン部門は6人いるんですけど、唯一公式大会で成績を残せていなかったので。コンプレックスに思っていた部分だった」

 激戦区の東京都予選、そしてさらに実力者が揃う関東ブロックを制すことは、ひゅーがにとって大きな価値となる。準決勝ではゴールを挙げるごとに大きくガッツポーズ。本大会出場の2枠に入り込み、喜びと安堵の表情を浮かべた。そして決勝では冷静に勝利を収め、満面の笑顔を見せた。

 昨年の第1回eスポーツ選手優勝者で、その後、東京Veスポーツに加入したゴラゾーは解説者として参戦。冷静に試合を解説しつつも、「偏った応援は公にはしなかったですけど、心の中では、がんばれ!って(笑)」。苦悩するチームメートの歓喜に「嬉しいですよ」と目を細めた。

 ひゅーがも試合後に「非常に嬉しく思っています」と喜びを語る。しかし、ひとつのタイトルを獲得したものの、あくまで本大会への序章に過ぎない。「東京から、関東、全国のブロック予選と比べても、レベルの高い予選を勝ち抜いたと思います。対戦していただいたチームのみなさんの分も、全国の舞台でしっかり戦っていきたいです」とさらなる活躍を誓った。

東京Veスポーツに所属するひゅーが


(取材・文 石川祐介)

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