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敵地で水戸を破った2位福岡、首位浮上はならず…終盤に三國兄弟対決が実現

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[11.4 J2第31節 水戸0-1福岡 Ksスタ]

 J2第31節が4日に行われ、2位アビスパ福岡は敵地で13位水戸ホーリーホックと対戦し、1-0で勝利を収めた。16試合ぶりの敗戦を喫した前節の磐田戦(●1-2)から立て直し、2戦ぶりの白星。他会場で同勝ち点の首位徳島も勝ったため、順位は2位で変わらなかった。

 リーグ最多得点の水戸と最少失点の福岡が激突した一戦。フォーメーションは互いに4-4-2でスタートした。水戸は左サイドバックとして、特別指定選手の順天堂大DF三國スティビアエブスを13試合ぶりに先発起用。一方、福岡に所属する弟のDF三國ケネディエブスはベンチから出番を待つことになった。

 スコアが動いたのは前半5分。福岡MF石津大介がキープから左サイドにパスを出し、受けたDF輪湖直樹が左足でクロスを送ると、ファーで三國スティビアエブスに競り勝ったMF増山朝陽がヘディングで押し込む。増山の今季4得点目により、古巣対戦の長谷部茂利監督が率いる福岡が先制した。

 対する水戸も前半18分にビッグチャンス。PA右外からDF前嶋洋太が右足でクロスを入れ、ニアに飛び込んだFW中山仁斗が左足で合わせる。だが、至近距離からのシュートは惜しくも右ポストに当たり、そのまま前半は0-1で終了した。

 後半も積極的にゴールへ迫る水戸。開始9分、MF山口一真が右サイドの前嶋からパスを受け、PA右角付近で相手をかわして左足を鋭く振るが、低い弾道のシュートは右外のサイドネットに当たる。後半16分には福岡の右CKの流れから、PA手前中央でこぼれ球に反応したMF前寛之が左足でダイレクトシュート。しかし、GK牲川歩見のビッグセーブで追加点は奪えない。

 その後もスコアが動かずにいると、逃げ切りを図る福岡は後半アディショナルタイム1分に“クローザー”として三國ケネディエブスを投入。Jリーグの舞台で三國兄弟対決が実現する。試合は福岡が1点のリードを維持したままタイムアップ。敗れた水戸は今季初の2連敗となった。

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