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限界知らぬ39歳イブラヒモビッチに伊紙注目「年齢や若手崇拝に逆らうミランのDNA」

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イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』がFWズラタン・イブラヒモビッチを特集

 ミランに所属する39歳のFWズラタン・イブラヒモビッチについて、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が特集を組んだ。

 今年1月にミランに復帰して以降、大車輪の活躍を見せる39歳のイブラヒモビッチ。1日のウディネーゼ戦では、神業のバイシクルシュートで2-1での勝利へと導くなど、セリエA首位を走るミランを支えている。今シーズンはリーグトップの7ゴールを記録。加入した1月まで遡ると、セリエA22試合で17ゴール6アシストと23得点に絡み、限界を超えた活躍を見せる。

 そんなイブラヒモビッチにイタリア紙も注目。「“ベテラン”ズラタンが新たな記録を追い求める…ターゲットは(パオロ)マルディーニと(アレッサンドロ)コスタクルタだ」とのタイトルで特集した。ミランでは過去に、数々のベテラン選手が活躍してきたことから、「ミランにおいてベテラン選手の存在は、クラブのDNAに含まれる」と強調。「イブラは流れる時間や年齢、若手崇拝の潮流に逆らい、違いを示すことに成功してきた偉大なカンピオーネ(王者)たちの中の直近の1人に過ぎない」と続けた。

 ウディネーゼ戦のゴールにより、39歳29日の記録でクラブ最年長得点者ランキング第3位につけるイブラ。4位のフィリッポ・インザーギ(2012年5月に記録した38歳9カ月)との差は、すでに約4カ月に広がった。次なるターゲットは、現在クラブ幹部を務めるマルディーニ氏。2008年3月に39歳9カ月でゴールをマークしており、第2位の記録を保持する。そしてランキングの頂点には、コスタクルタ氏が名を連ねる。2007年5月のウディネーゼ戦で決めたPKは、41歳25日の記録でセリエA最年長得点者にもなっている。

 イタリア紙は、「常にミランにおいて、円熟した才能の居場所が存在した証拠だ」と主張した。“ベテラン”イブラヒモビッチは果たしてどこまで躍進を続けるのか、今後の動向は注目されるところだ。

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