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ザッケローニ氏が明かすボローニャDF冨安健洋の印象は?「勤勉で規則正しく…」

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日本代表DF冨安健洋

元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が5日、イタリアのラジオ放送『Radiosei』のインタビューに応じてボローニャに所属する日本代表DF冨安健洋らについて語った。

かつて2010年に日本代表監督に就任すると、2014年ブラジル・ワールドカップへとチームを導いたザック氏。その後、北京国安を経てUAE(アラブ首長国連邦)代表監督を務めたが、同国開催となった2019年アジアカップを最後に一線から退き、現在は故郷のチェゼナーティコで暮らしている。

キャリアの晩年をアジアで過ごしたザック氏は、アジアサッカーのレベルについて問われると、まず中東について言及。「クオリティの高い選手がいる。中には“小さなマラドーナ”と呼ばれ、どんなヨーロッパのクラブでもプレーできるような逸材がいる」などと述べ、中東サッカーが大きく成長していると主張した。

 また日本人選手についても触れ、かつて自身が指導した日本代表メンバーの名前を挙げつつ、見解を示した。

「ヨーロッパにやって来た日本人選手もクオリティが高い。私の指揮下の日本代表が2011年アジアカップを制したこともその理由の1つかもしれない。カガワ(香川真司)はドルトムントでプレーし、ホンダ(本田圭佑)やナガトモ(長友佑都)はイタリアでプレーした。今はサンプドリアのヨシダ(吉田麻也)がいる。それからオカザキはレスターでリーグ優勝を果たしたね」

続いてザック氏は、昨夏から加わったボローニャで素晴らしい活躍を見せ、名門ミランなどから熱視線が送られている22歳の冨安について言及。「そう、トミヤス。彼は典型的な日本人選手と言える。勤勉で規則正しく、スピードや持久力などすべてを兼ね備えている」と称えた。しかし「マリシアが足りない。素晴らしい青年なのだが、イタリアのリーグでは…」と続け、課題を指摘した。これについて番組の司会者は、「セリエAでは、素晴らしい青年ではなく、ろくでなしが必要とされている」と皮肉を述べた。
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