[11.8 J1リーグ第11節 仙台 0-3 鳥栖 ユアスタ]

　J1リーグは8日、第11節延期分を開催し、ユアテックスタジアム仙台でベガルタ仙台とサガン鳥栖が対戦。前半6分にFWチアゴ・アウベスの得点で先制した鳥栖が、後半10分と同21分にMF本田風智が加点して3-0の完封勝利を収めた。

　ここ16戦未勝利(5分11敗)の仙台は10月31日の広島戦(△0-0)から先発2人を入れ替え、MFイサック・クエンカ、MF関口訓充らを先発起用。一方、ここ9戦未勝利(5分4敗)で、4試合連続ドロー中の鳥栖は前節・名古屋戦(△0-0)から先発4人を入れ替え、T・アウベス、MF大畑歩夢、本田、DF森下龍矢らがスターティングメンバ―に名を連ねた。

　試合開始早々の前半6分に試合を動かしたのはアウェーの鳥栖だった。敵陣でボールカットを成功させてパスをつなぐと、T・アウベスがPA外から左足を振り抜く。弾道の低いシュートは横っ飛びしたGKヤクブ・スウォビィクに触れられることなくネットを揺らし、スコアを1-0とした。

　1-0と鳥栖がリードしたまま後半を迎えると、同10分に鳥栖がカウンターから追加点を奪取。右サイドのT・アウベスがハーフウェーライン付近から逆サイドに鋭いパスを通す。左サイドを駆け上がる本田がPA内まで持ち込むと、右足のシュートでゴールを陥れてリードは2点差に広がった。19歳の本田にとって、嬉しいJ初ゴールとなった。

　後半22分には鳥栖が加点。ゴール前のこぼれ球に走り込んだ本田が押し込んでスコアを3-0とした。その後、鳥栖に追加点こそ生まれなかったものの、仙台の反撃を許さずに逃げ切って3-0の完封勝利を収め、10試合ぶりの白星を獲得。完封負けを喫した仙台は17試合未勝利となった。

　今季、下部組織からトップチームに昇格した本田は、試合後のフラッシュインタビューに応じ、「今年結構試合に出させてもらっている中で、なかなか結果という部分でチームに貢献出来ていなかったので、やっと取れたなという感じです」と、J1リーグ19試合目での初ゴールに喜びを表した。

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