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奥川雅也の代表初合流は見送りへ…JFAも所属クラブの感染状況を認識「陰性でも難しい」

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ザルツブルクのFW奥川雅也

 日本代表への追加招集が発表されていたザルツブルクのFW奥川雅也が、オーストリアでの合宿に合流できない可能性が高まった。所属先のザルツブルクで8日までに、複数選手から新型コロナウイルスの陽性反応を確認。日本サッカー協会(JFA)の広報担当者は9日のオンライン取材で「たとえ陰性だったとしても加わるのは難しいとみている」と明かした。

 ザルツブルクは8日までに、各国代表に招集されている選手を対象にPCR検査を実施。その結果、選手6人から陽性反応が確認された。当初招集されていなかった奥川は検査を受けていなかったが、クラブはあらためて全選手を対象に検査を実施。奥川は現在、結果待ちの状態となっている。

 協会担当者によると、選手は9日中に全員が合流する予定だったが、奥川の合流は白紙。クラブは同日、公式サイトを通じて各国代表に招集されている選手の合流を当面取りやめるとしており、代表チーム側も合流できない前提で備えているようだ。奥川にとっては24歳で迎えた待望の初招集だったが、思わぬアクシデントが立ちはだかった。

 JFAはクラブとの話し合いがまとまり次第、対応を正式に発表するという。

(取材・文 竹内達也)
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