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プレミアリーグで巻き起こる5人交代制待望論も…再導入に必要な14クラブからの支持を得られず

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プレミアリーグで巻き起こる5人交代制の待望論

 プレミアリーグで5人交代制の再導入を求める声が上がるものの、一部のクラブからは反対の声が根強いようだ。イギリス『BBC』が伝えた。

 昨季半ばの新型コロナウイルス感染拡大により各大会が中断されるなどの影響を受けたフットボール界。その後多くの国でリーグ戦が再開されるも、過密日程による選手への健康被害を考慮して、国際サッカー連盟(FIFA)が交代枠の増大を提案し、ルール改正の責任機関である国際サッカー評議会(IFAB)がこれを承認して、再開した多くの大会で採用されてきた。

 新型コロナウイルスによるフットボール界への影響が当面見込まれる中、交代枠増大の適応が延長され、今季も各大会で採用される。しかし、プレミアリーグでは主要リーグの中で唯一交代枠増大を撤廃。今季開幕前の各クラブによる投票により、従来通りの3人交代制を採用することが決まった。

 5人交代制は選手層の厚いビッグクラブ有利のルールであるとの見方が強い一方で、ヨーロッパカップ戦に参戦するリバプールユルゲン・クロップ監督、マンチェスター・シティジョゼップ・グアルディオラ監督、マンチェスター・ユナイテッドオーレ・グンナー・スールシャール監督ら複数の指揮官が負傷者続出につながると不満の声を上げていた。

 先日のシティ対リバプールの後にも、両指揮官は筋肉トラブルが多発する現状は、交代枠の減少が少なからず影響を与えていると主張していた。

 5人交代制の再導入についてプレミアリーグのクラブ内で協議が行われ、2度ほど投票が行われたようだが、同メディアによると、いずれも必要最低限とされる14クラブからの支持を集めることができず。先週末に行われた最新の投票では11クラブが賛同し、その中の1つであるウエスト・ハムデイビッド・モイーズ監督は最初の投票時から考えが変わり、交代枠増大を支持したことを明かしていた。

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