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ユベントス戦直前に一転して陽性判定のインモービレらを巡り…検査会社を捜査へ

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 ラツィオに所属するイタリア代表FWチーロ・インモービレらのPCR検査に関して不正が疑われている問題で、アベッリーノの検察局が10日にも検体の再検査を行う見込みであると、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が9日に報じている。

 ラツィオでは、8日に行われたユベントス戦(1-1)に向けて、アベッリーノの検査会社に委託して6日にPCR検査を実施。数日前にUEFAの検査で陽性反応を示しばかりのインモービレ、GKトーマス・ストラコシャ、MFルーカス・レイバの3名も陰性が確認され、ユヴェントス戦での起用が可能となった。しかしラツィオは念のため、別の委託先に再検査を依頼。すると3人全員が陽性反応を示したため、ユベントス戦の欠場が決定した。

 アベッリーノの検察局は、陰性の判定を行った検査会社について、詐欺や過失による感染症の流布などの疑いで社長のマッシミリアーノ・タッコーネ氏を捜査。10日にも、アベッリーノのモスカーティ病院の細菌ウイルス学専門家の下で押収した検体の再検査を行い、手順などに問題がなかったかを検証する。なお検査会社でコンサルタントを務めるヴァルテル・タッコーニ氏は『ラディオ・プント・ヌオーヴォ』に対し、「インモービレらは完全に陰性だった。彼らをユヴェントス戦に出場させないように誰かが邪魔をした」などと話している。

 一方でイタリアサッカー連盟(FIGC)による調査も行われている。連盟の検察局は、ラツィオのチームドクターであるイーボ・プルチーニ医師に対し、聴取を行うための出頭を要請。しかしプルチーニ医師は健康上の理由により欠席したことが伝えられている。
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