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後輩FW奥川が不運の初招集お預け…再会待つ南野「彼はまた出てくる選手」

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ザルツブルクで共にプレーしていたFW南野拓実とFW奥川雅也

 日本代表のMF南野拓実(リバプール)が11日、5年半を過ごしたオーストリアの地で再会するはずだった後輩の不運に思いを寄せた。

 日本サッカー協会は10日、追加招集で日本代表に初めて合流するはずだったザルツブルクFW奥川雅也の招集見送りを発表。所属クラブ内で新型コロナウイルスのクラスターが発生し、奥川にはPCR検査で陰性判定が出ていたものの、JFA側が「23選手の安全・安心を最優先とする」という苦渋の決断を下した。

 南野にとって、奥川はザルツブルクで共に時を過ごし、2019-20シーズンの前半戦はピッチ上でも共演していた後輩。追加招集決定後は「楽しみやな、一緒にプレーするの」といったやり取りをかわしていたというが、不運な理由で再会がお預けとなった。南野は「サッカーではない理由で参加できなくなり、一緒にプレーするのを楽しみにしていたのですごく残念」と心境を明かした。

 一方、今後の活躍に期待も語った。「彼はまた次の代表に向けてチームで結果を残して、ここでプレーするためにまた出てくる選手だと思っている。今回は残念だけど、また次のチャンスで自分もプレーできるように頑張っていきたい」。最後は自らの立場にもしっかりと目を向け、来年以降の再会を心待ちにしていた。

(取材・文 竹内達也)

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