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[MOM3296]金光大阪DF横窪皇太(3年)_桐蔭を完封!不在のアタッカー陣に代わり、決勝点も!

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金光大阪高の主将、DF横窪皇太は攻守両面で活躍

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.7 選手権大阪府予選準決勝 大阪桐蔭高 0-1 金光大阪高 ヤンマー]

 この日はCF林智史(3年)や左サイドのアタッカー、MF石川晴也(3年)が大学受験のために不在。「入試で抜けていたので、抜けたヤツのためにもしっかりと次に繋いで、次しっかり暴れてもらおうと思って頑張っていました」という金光大阪高の主将、DF横窪皇太(3年)が決勝点を決めた。

 0-0の後半4分、左サイド後方からのFKのこぼれ球に反応。DFを背中でブロックしながら右足ボレーシュートを決めた。「セットプレーは自分自身得意としていたので。一発じゃないですけれども、こぼれ球を上手く詰めれて良かったと思います。しっかり相手抑えて、自分の扱いやすいところにボールを置いてゴールに決めれたと思います」。主力アタッカー陣が不在の中で、守備の柱が貴重な1点をもぎ取った。

 ゴールを少し喜ぶと、すぐに持ち場へ戻って集中した守りを継続。「点取った後の5分間というのはしっかりと締めなければならないので、そこはしっかりとキャプテンとして締めました」。ポゼッションしてくる大阪桐蔭高がバイタルエリアに入ってきたところを複数の選手でサンド。3バックの中央に位置する横窪は両ストッパーの背後のスペースを的確に埋めて、何度も攻撃を跳ね返していた。

 元々ボランチで新チームになってからDF。準々決勝では4失点してしまったが、「試合前から守備はゼロで抑えようという話をしていた」と振り返る横窪はDF陣やGKとともに集中を切らさず、無失点で白星を勝ち取った。

 攻守両面で勝利に貢献。主将は必ず大阪予選を突破することを誓う。「ここ最近、全国から金光自体離れているので、僕たちの代で絶対に全国取って、『金光大阪』という名を全国に轟かそうと思っています」と宣言。18年ぶりの全国出場を懸けた決勝では復帰する選手たちの躍動に期待しながら、自分はまず守備から役割を全うする。

(取材・文 吉田太郎)
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