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80分+3分の劇的決勝点で帝京大可児が2年連続岐阜県王者に!:岐阜

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[11.14 高校選手権岐阜県予選決勝 帝京大可児1-0岐阜工 長良川競技場]

 第99回全国高校サッカー選手権の岐阜県予選決勝が14日に長良川競技場で行われ、帝京大可児高岐阜工高に1-0で勝利し、2年連続7回目の本戦出場を決めた。本大会は12月31日に開幕。組み合わせ抽選会は今月16日に行われる。

 準決勝を8-0で勝ち上がるなど、県内で圧倒的な力を示す帝京大可児が、予想通り試合序盤から攻勢を強めた。ただ前半3分のFW大森涼(3年)のミドルはGKの正面。同18分にはCKのこぼれからMF遠藤颯(3年)が狙うが、ゴールマウスを捉えない。

 主将MF小宅空大(3年)も「攻めてはいたけど、苦しい時間だったなと思います」と振り返る展開。サイドから崩しにかかる場面が目立っていたが、実はこれは中から攻めさせないという対策を立てていた岐阜工の戦略通りのプレーで、完全に相手の術中に嵌っていた。

 それでも帝京大可児は攻め続けた。スコアレスのまま進んだが、後半24分から故障明けの右SBの池田陸(3年)を投入。これでさらに攻撃を活性化させると、同31分には左サイドから大森が上げたクロスに池田が飛び込む。シュートは惜しくもサイドネットに外れたが、得点への可能性を示し続けた。

 すると延長戦に突入するかと思われた後半アディショナルタイム3分、ついに均衡が崩れる。再三左サイドに流れてチャンスメイクを図っていた10番FW大森が、相手DFを股抜きでかわしてエリア内深くに侵入。そして折り返しを処理したFW蒲泰我(3年)の落としをMF渡邉眞士(3年)が蹴り込んで、決着をつけた。

 決勝で思わぬ苦戦を強いられたが小宅主将は「対策されていたとすごく感じました」と相手への敬意を示す。それでも目標としていた2年連続無失点での県内突破にはより自信を深めた様子。昨年度大会を経験している小宅は、「ピッチに立ったときの鳥肌が凄かった。もう一回、あの舞台でサッカーがしたいなというのがあったので、勝てて良かったです」と充実の汗をぬぐっていた。

(取材・文 児玉幸洋)
●【特設】高校選手権2020

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