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J内定4選手擁する注目校・昌平高が埼玉連覇で全国へ!初決勝の武蔵越生を寄せ付けず

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[11.15 高校選手権埼玉県予選決勝 昌平3-0武蔵越生 埼玉スタジアム]

 第99回全国高校サッカー選手権の埼玉県予選決勝が15日に行われ、Jリーグ入りが内定する4選手を擁する注目校の昌平高が、初の決勝進出となった武蔵越生高を3-0で下し、2年連続4回目の本戦出場を決めた。

 序盤から圧倒的なポゼッション率で武蔵越生ゴールに迫る昌平だが、ゴールネットを揺らすことはできない。注目の10番MF須藤直輝(3年/鹿島内定)が連続してミドルでゴールを狙うが、枠を捉えない。

 前半23分にはMF柴圭汰(3年/福島内定)のロングフィードで裏を取ったDF本間温士(2年)がエリア内に侵入。カットインから左足でゴールを狙うが、シュートはクロスバーをかすめて外れていった。

 武蔵越生も時間が進むにつれて前へボールを運び始めるが、前半36分のFW寺島啓太(3年)がドリブルで持ち込んで狙ったシュートはわずかに左に外れる。越生もワンチャンスを生かしきれず、試合はスコアレスで後半へと折り返した。

 しかし後半に入るとすぐに試合が動く。後半2分、昌平はFW小見洋太(3年/新潟内定)が右サイドを縦に突破。粘ってクロスを上げると、中で待っていたMF平原隆暉(2年)が頭で先制点を決める。さらに同6分にはまたも右サイドから崩すと、MF小川優介(3年/鹿島内定)が左足で決めて、一気に点差を広げた。

 後半8分には武蔵越生が左サイドのスローインを繋いだボールからDF木村一世が左足で合わせるが、クロスバーを直撃。チャンスを逸すると、同11分、昌平が小見の左クロスからゴール前で混戦を作ると、平原がこの日2点目を蹴り込んで、リードを3点とした。

 武蔵越生も最後まであきらめずに昌平ゴールに迫ろうとするが、最後まで固い守備網を崩し切ることはできない。3点リードを守り抜いた昌平が、初の埼玉県連覇を飾った。

(取材・文 児玉幸洋)
●【特設】高校選手権2020

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