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後半ATの劇的PK弾で勝利の名古屋、FC東京との上位対決制して3位浮上

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完封勝利を収めた名古屋グランパスが3位に浮上した

[11.15 J1リーグ第27節 名古屋1-0FC東京 豊田ス]

 J1リーグは15日、第27節を開催し、豊田スタジアムでは4位の名古屋グランパスと3位のFC東京が対戦。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半アディショナルタイムにMFマテウスがPKを沈め、名古屋が1-0の完封勝利を収めた。勝ち点3を上積みした名古屋がFC東京をかわして3位に浮上した。

 FW金崎夢生とFW山崎凌吾を負傷で欠く名古屋は、11月11日の前節・広島戦(●0-2)から先発2人を入れ替え、前線にはFWガブリエル・シャビエルとFW阿部浩之を起用した。一方、前節・札幌戦(○1-0)で連敗を4でストップさせたFC東京は同試合から先発2人を入れ替え、FWアダイウトン、MF高萩洋次郎らがスターティングメンバ―に名を連ねた。

 前半11分、右サイドからDFオ・ジェソク、シャビエル、MF前田直輝とつなぎ、名古屋は阿部がファーストシュート。さらに同16分にはMF米本拓司が高い位置でのボール奪取を成功させ、阿部、シャビエルとつないだボールから前田がPA内にフリーで走り込むが、左足で放ったシュートはゴール右に外れてしまう。

 その後も名古屋が押し込む展開となり、前半31分には左サイドを突破したマテウスがフィニッシュ。しかし、鋭いシュートはGK波多野豪の左足に阻まれ、こぼれ球に走り込んだMF稲垣祥のシュートはDF森重真人のブロックに遭い、先制点を奪うには至らなかった。

 0-0のまま後半を迎えても一進一退の攻防が続く。スコアが動かないまま試合が進むと、同20分にFC東京ベンチが動き、アダイウトンに代えてFW永井謙佑をピッチへと送り込む。同22分にはFC東京がゴールを襲うが、PA内のこぼれ球に走り込んだMF安部柊斗のシュートはGKランゲラックに弾き出されてしまった。

 後半32分にはFC東京が2枚替えを行い、FW原大智とMF三田啓貴を同時投入。同40分には名古屋がFW相馬勇紀をピッチに送り込んで状況を打開しようと試みる。両チームともにゴールに迫る場面を作り出しながらも、高い集中力を保つ相手守備を崩し切れずに決定機を作れない。

 しかし、後半アディショナルタイム、左サイドから切れ込んだマテウスのシュートがPA内の高萩のハンドを誘って名古屋がPKを獲得。このPKをマテウス自身がきっちり沈めて名古屋が1-0の完封勝利を収めた。

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