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初戦の対戦相手は桐光学園or桐蔭学園。日本一掲げる東福岡MF上田主将「絶対に勝ちたい」

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神奈川県代表と初戦を戦うことが決まった東福岡高MF上田瑞季主将は「絶対に勝ちたい」

 全国高校選手権初戦の最注目カードとなりそうなのが、東福岡高(福岡)と神奈川県代表が激突する1回戦だ。

 “赤い彗星”こと選手権優勝3回の東福岡は昨年、福岡県予選での連覇が6でストップ。さらに年明けの県新人戦でも連覇が7で止まった。だが、その悔しさを糧に這い上がり、選手権予選で接戦を勝ち抜いた。また、スーパープリンスリーグ九州のAパートでは福岡U-18から10得点を奪って大勝。大分U-18を破るなどパート優勝を果たしている。

 選手層の厚さは全国屈指。10番を背負うMF上田瑞季主将(3年)や突破力と決定力を兼ね備えたU-17日本代表MF青木俊輔(3年)、高さと強さ、上手さを併せ持つ「大器」FW長野星輝(3年)、攻撃的SB森川英智(3年)、大型CB野口明(3年)、県大会のヒーロー・MF遠藤貴成(3年)ら今年も力のある選手たちが揃う。

 上田は抽選会後の「対戦校インタビュー」で「個性溢れる選手がたくさんいて攻撃力とかはあると思うので、あとは自分がしっかりまとめていきたいと思います」とコメント。ポテンシャル大きなチームの力を自分が結集させることを誓った。

 15年度大会で優勝した後の選手権は強豪対決で敗れている印象もある東福岡だが、2年分の思いを込めて戦う今年、復権を果たすか。その第一関門となる初戦の対戦相手は強敵となった。神奈川県予選決勝は11月28日に開催されるために現時点で対戦相手は未定だが、桐光学園高もしくは桐蔭学園高と初戦。いずれも全国大会で活躍した歴史を持つ強豪校だ。

 特に桐光学園は、昨年のインターハイ優勝チーム。町田内定CB奈良坂巧(3年)やGK北村公平主将(3年)ら主力の半数を残している。3年ぶりの全国を目指している桐蔭学園も攻守に力のあるチームだ。

 強敵との予想が対戦される東福岡だが、上田は「どちらも強豪だと思うんですけれども、絶対に勝ちたいなと思います」とコメント。そして、「去年全国大会には出れなかったので、まずは全国大会という舞台を楽しみながら、日本一を取りたいなと思います」と意気込んだ。

 1年前、ピッチで県予選敗退を体験した上田は、福岡で勝つことの難しさをチームメートに伝えてきたという。そして、今年は以前実施していなかったミーティングを重ねてコミュニケーションを高め、雪辱の優勝。上田が「自分は全国でも優勝を狙えるチームだと思っている」と語る東福岡が注目の初戦で勝って勢いをつけ、目標達成に近づく。


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