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“メキシコは日本っぽい”と分析する鎌田の手応え「みんなが特長をわかってくれるようになった」

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日本代表MF鎌田大地(フランクフルト)

 10月の2試合を含め、前回のパナマ戦まで3試合連続でピッチに立っているMF鎌田大地(フランクフルト)が、メキシコ戦に向けての抱負を語った。

「メキシコはW杯で見たことがあるぐらいですが」と前置きしつつ切り出したのは、「良いサッカーをするというイメージと、日本ぽいというイメージがある」ということ。「小さくてうまい選手が多く、組織的にプレーしている。日本代表と似ているというイメージがある」と続けた。

 個人としては、日本代表での攻撃的MFとしてのプレーに手ごたえを掴みつつある。転機となったのは10月のコートジボワール戦でトップ下の位置で初めて先発し、90分間プレーしたことだ。「今まであまりトップ下でプレーしていなくて、コートジボワール戦が初めて。パナマ戦もシャドーでのプレーだったので、初めの頃より僕の特長をみんながわかってくれて、やりやすさを感じている」。パナマ戦は72分からの途中出場だったが、「チームとしてやるべきことをやったうえでチャンスをつくれたと思う」と着実な前進を感じている様子だ。

 独創的な攻撃のアイデアと独特のリズムを持っているタイプなだけに、プレータイムを積み重ねることがより一層重要なのだろう。今では「練習を一緒にできているというだけで言わなくてもみんな分かってくれると思う。コートジボワール戦を経て僕の特長をある程度分かったと思う。それをパナマ戦でさらに表現できた。信頼して、預けても大丈夫と思ってくれていると思う」と自信をのぞかせる。

 メキシコ戦に向けては、「前の選手が得点を取ってくれると思うので、まずは守備をしっかりやればよい試合をできるのではないか。メキシコ戦で(日本代表が)どれくらいできるかがある程度わかると思う」と意欲を見せた。

(取材・文 矢内由美子)

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